広島カープの先週の試合からRCC野球解説者・天谷宗一郎 さんが、注目のシーンを選んだ。8月18日(日)の “3度も成功させた 九里亜蓮 投手の送りバント” に続き、天谷さんがPick Upしたプレーは…
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
17日(土)の 中村奨成 選手のビッグプレー(ヤクルト戦5回ウラ ファウルフライ捕球)です。3つ、ポイントがあります。まず1つ。中村奨成選手が本格的に外野を始めたのは、今シーズンからです。
もう1つ。打っているのは左バッターで、コンタクトを重視するようなバッティングっていうのはレフトから逆方向へ、フェンスの方に逃げていく打球になるんです。俗に言う “スライス打球” 。これに対して経験の浅い中村選手がしっかりと追い付いた。球ぎわの強さを見せてくれたのが非常によかったです。
そして、もう1つ。フェンスが怖いんです。それを恐れない、田村(友里)さんばりの “ガッツ” を見せてくれた…
田村友里 キャスター
けっこうギリギリですもんね、フェンス。
天谷宗一郎 さん
まだまだ外野手としての経験は浅い中村選手ですけれども、負けられない戦いでこういったプレーをできたことを糧にして、これからの優勝争いにからんでいってほしいなと思います。
石田充 アナウンサー
スタジオで、どれぐらいの感じで中村先生が飛んでいたのか、距離感をみなさんにわかっていただこうと思います。フェアゾーン、これがラインです。あちらがファウルゾーン、そしてフェンスです。
田村友里 キャスター
なるほど、なるほど。
天谷宗一郎 さん
中村奨成 選手は、このあたりで飛んでいるんです。
石田充 アナウンサー
ボールは逃げていく。ひざの高さぐらいで捕っている。
天谷宗一郎 さん
捕ったけど、フェンスが気になる。ここで止まったっていう…
田村友里 キャスター
確かに距離、近いんですもんね。
青山高治 キャスター
怖いですよね。
天谷宗一郎 さん
怖さを知ってもらおう。田村さん、行きますか?
田村友里 キャスター
いや、いや。無理、無理ですよ。
天谷宗一郎 さん
こういう距離感であったというのをわかってもらいたい。
石田充 アナウンサー
2.5メートル先へ、ひざの高さでキャッチ…
田村友里 キャスター
ここらへんで捕るわけですね。
天谷宗一郎 さん
で、ここ(フェンス)でギリギリ止まる。
田村友里 キャスター
いや、でも、これ、怖いです。迫ってくる感じ。しかも、さっきおっしゃっていたようにボールが逃げていく。フェンス側に行くように落ちるボールだったってことですよね。怖いです。
天谷宗一郎 さん
ちょっと知ってもらえてうれしいです。
田村友里 キャスター
ただダイビングはできないです、わたしは。さすがに無理です。
石田充 アナウンサー
中村選手のプレーのすごさをわかっていただければと思います。
(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)
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