■MLB カージナルス 5ー2 ドジャース(日本時間18日 ミズーリ州 セントルイス、ブッシュ・スタジアム)

ドジャースの大谷翔平(30)は敵地のカージナルスで「1番・DH」で出場し、3打数1安打(1本塁打)1打点2盗塁で打率は.291。4試合ぶりの38号で日本人初となるメジャー全30球団ホームランを達成した。

直近5試合で22打数3安打、打率は.136と下降。カージナルスの先発は2023年WBCイタリア代表だったA.パランテ(25)、大谷はWBC準々決勝で1打席対戦し、四球。今季も1度対戦し、1打数無安打。

この日も“デコピン”がプリントされたスパイク、さらに日本語で“世界一”や“改善”と書かれたバットも使用。1回の第1打席、カージナルスバッテリーはストレート中心の攻め、8球中7球が真っ直ぐ。大谷はしっかり見極めて四球で出塁した。

そして、2番・M.ベッツ(31)の打席で3試合ぶりとなる今季36個目の盗塁を成功、さらにベッツのレフトフライで3塁へタッチアップと好走塁。3番・F.フリーマン(34)がセンター前へのタイムリーと大谷が足を絡めて1点を先制した。

しかし、その裏、T.グラスノー(30)が右ひじ腱炎のために負傷者リスト入り(IL)、急遽、先発となったB.ミラー(25)がすぐに1点を失い、同点に追いつかれた。

3回の第2打席、この打席のストレート中心の攻めで2球連続空振り、ストレートにタイミングが合わない。カウント1-2から3球目はナックルカーブにハーフスイング。これがスイングの判定とされたが、キャッチャーが後逸。今季初となる振り逃げで出塁した。1死一塁で3番・フリーマンの打席でこの試合2つ目の盗塁に成功し、今季37個目となった。

1対3とリードされた5回、2死走者なしで第3打席、ここもストレート2球でカウント1-1から3球目のナックルカーブをバットの先で拾ってライトへ。打球速度180キロ、打球飛距離117m、打球角度21度の弾丸ライナーの38号ホームラン。カージナルス戦初、ブッシュ・スタジアム初アーチで28球場制覇、そして、日本人選手初の“メジャー全30球団アーチ”をマークした。

2対4と2点リードされた8回、カージナルス2人目、J.ロメロ(27)と対戦。カウント1-2と追いこまれると外角低めのスライダーにバットを当てるのが精いっぱい、レフトフライに倒れた。大谷は3打数1安打(1本塁打)1打点2盗塁で打率は.291。4試合ぶりの38号で日本人初となるメジャー全30球団ホームランを達成した。

チームはグラスノーのケガで急遽、先発したB.ミラーが2本塁打を浴びるなど逆転負け、さらにファーストのフリーマンが守備でボールを捕球する際に指を負傷し、途中交代。ドジャースはまたも主力のケガに泣かされた。

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