■MLB ガーディアンズ 9ー8 カブス(日本時間13日、オハイオ州クリーブランド、プログレッシブ・フィールド)

カブスの今永昇太(30)が敵地でのガーディアンズ戦に今季22度目の先発、5回、81球を投げて、被安打7(2本塁打)、奪三振3、四死球1、失点7(自責点3)で防御率は3.16。今季3敗目、2ケタ勝利はお預けとなった。“3番・ライト”で出場した鈴木誠也(29)は4打数2安打1打点で打率は.269。チームは同点に追いつくも8回に勝ち越されて連勝は4でストップした。

ア・リーグ中地区首位のガーディアンズと初対戦となった今永、カブスは4連勝中でワイルドカード争いの3位ブレーブスまで3ゲーム差の7位。2ケタ勝利に王手をかけている今永は1回、ア・リーグ首位打者争い3位の1番・S.クワン(26)をストレートで差し込みショートフライ、2番・L.トーマス(28)はスプリットで空振り三振と1回はわずか10球で抑えた。

3回、カブスはこの日、30歳の誕生日を迎えた1番・I.ハップ(30)が20号ツーランホームラン、今永に先制点をプレゼントした。

その裏、今永は2死から9番・A.ヘッジズ(31)にこの試合初となるヒットをレフト戦に打たれたが、レフトのハップが2塁へ好走球、ヘッジズはタッチアウト。誕生日のハップが大活躍で今永を救った。

3対0とリードした4回、今永は先頭打者に四球を許すと、サードのエラーで走者を溜めて2死一、二塁のピンチ、5番・J.ネイラー(26)はカウント1-2と追い込むと、4球目、真ん中低めに絶妙なコントロールのスプリット、これがボールの判定。ゾーンにかすっていたが厳しい判定となった。すると7球目のスイーパーをライト前へ運ばれ、1点を失った。

さらにJ.ノエル(23)にはスプリットをすくい上げられてレフトスタンドへ痛恨のスリーランを被弾。3対4と逆転を許してしまった。

5回には1死からヒットを許すと、1番・クワンには今永の得意球、高めのストレートに上手くバットを被せられてライトスタンドへツーランホームラン。3番・J.ラミレス(31)にはヒット、さらに盗塁を許すと、4番・D.フライ(28)にはレフト線へタイムリー、今永は7失点目を喫した。

今永は5回で降板、81球を投げて、被安打7(2本塁打)、奪三振3、四死球1、失点7(自責点3)で防御率は3.16となった。ゾーンをかすめるボールも厳しい判定に泣かされ、2ケタ勝利はお預けとなった。

それでもチームは7回に4点を奪い、さらに8回、1死二、三塁で3番・鈴木がセンターへ犠牲フライ。8対8の同点に追いつき、今永の負けを消した。しかし、8回裏に勝ち越され、連勝は4でストップした。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。