■MLB ドジャース 4ー9 フィリーズ (日本時間8日、ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(30)は本拠地でのフィリーズ戦で「1番・DH」で出場し、5打数無安打で打率は.302。2試合連続ノーヒットに終わった。チームも敗れて、2位とはついに3ゲーム差となった。
連敗がストップし、ナ・リーグ首位争いが混とんとしてきたドジャース、ナ・リーグ東地区首位のフィリーズとの3戦目、ドジャース先発のG.ストーン(25)が1回。1番・K.シュワーバー(31)に先頭打者ホームランを打たれ、いきなり先制を許した。
フィリーズの先発は今季7月にメジャーデビューしたばかりのT.フィリップス(26)、初対戦となった大谷は1回の第1打席、1球目の内角高めのストレートに空振り、そして、2球目のカーブを引っ掛けてセカンドゴロに倒れた。それでも2番・T.ヘルナンデス(31)がツーベースで出塁すると、3番・F.フリーマン(34)がタイムリーとすぐに同点に追いついた。さらにこの日、ケガから復帰した6番・M.ロハス(35)にもタイムリーが生まれ、2対1と逆転した。
2回、無死一、二塁の場面で大谷の第2打席、2球目のストレートを引っ張ってファーストゴロ。ランナーを進める最低限の仕事をこなした。そして、2死二、三塁から3番・フリーマンがレフト前へ2点タイムリーで4対1と追加点を挙げた。
4回の第3打席はカウント2-2から内角高めのストレートに詰まり、珍しくバットが折れて、セカンドハーフライナー。
4対1で迎えた5回、ドジャースは1死、二、三塁のピンチを迎えると1番・シュワーバーに2点タイムリーを打たれ、4対3と1点差に。シュワーバーはこの試合3打点と大当たり。
さらに6回、ドジャースは無死二塁の場面で送りバントをサード・K.ヘルナンデス()が捕球してへ送球、完全にアウトのタイミングだったが、カバーに入ったロハスが走者のスライディングを足でブロックしたとして走塁妨害でセーフに。D.ロバーツ監督(52)の猛抗議も覆らず、今季初となる退場処分になってしまった。
このピンチでマウンドに上がった3人目J.ケリー(34)が内野ゴロの間に1点を失い、4対4の同点に追いつかれた。さらにワイルドピッチで失点すると、1番・シュワーバーにこの試合2本目となるスリーランホームラン。4対8と逆転された。
7回、無死一塁の第4打席、フィリーズ3人目、左腕のJ.アルバラード(29)と対戦。カウント0-1から外角低めのカットボールにバットを合わせるだけとなりショートゴロに倒れた。
9回にはフィリーズの“1番・DH”のシュワバーが2打席連続の27号、1試合3本塁打、1試合7打点の大活躍。9回、1死一、二塁のチャンスでサードファールフライ。大谷は5打数無安打で打率は.302、2試合連続のノーヒットに終わった。
チームは6回の5失点が大きく響き、逆転負け。同地区のダイヤモンドバックスがこの日、ダブルヘッダーで連勝して4連勝、2位のパドレスも延長でパイレーツに勝利して4連勝、追いかけてくるチームが連勝を伸ばし、2位にダイヤモンドバックスとパドレスが並んで首位ドジャースとのゲーム差は3ゲームと迫ってきた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。