熱戦続くパリオリンピック™。スケートボード女子パークで15歳の開心那選手が、東京大会に続く銀メダルを獲得しました。プロスケートボーダーの荒畑潤一さんにお話を伺います。
■“成長力がすごい” スケボー・開心那(15)が快挙
上村彩子キャスター:
スケートボード女子パーク、まずは日本人3選手の成績です。
開心那 選手(15):2大会連続で銀メダルを獲得
草木ひなの選手(16):オリンピック初出場8位、男子顔負けのスピードを出すことから「鬼姫」とも呼ばれています。
四十住さくら選手(22):予選敗退 東京五輪金メダル
銀メダルを獲得した開選手のすごいところは、まず成長力がすごい。
東京オリンピック、12歳のときは身長が146cmでしたが、今回のパリオリンピックでは170cmになり3年間で24cmも伸びたということです。滑る時に影響はないのでしょうか。
プロスケートボーダー 荒畑潤一さん:
彼女のお話を聞いていると、影響はないと。体重も増えて、よりスピードが出るようになって調子が上がっていると聞きました。
ホラン千秋キャスター:
比較的に年齢が低い選手が多いので、割と小柄の方が競技に向いているのかなと思うこともありましたが、開選手のように170cmあってもかっこよく技をメイクしていけるってことはあんまり関係ないっていうことですね。
「食べチョク」代表 秋元里奈さん:
板が結構小さいなと思うので170cmで問題ないというのは驚きだったんですけれども、感覚というか体感が変わりそうだなと思うんです。
荒畑さん:
彼女の努力で調整したのではないでしょうか。板もサイズを変えるなどしていろいろな試行錯誤はあったと思います。
■スケボー男子・永原悠路選手 パリでは“新技”を準備!?
上村キャスター:
続いて、男子パークが行われます。出場するのは永原悠路選手(19)です。オリンピック初出場、世界ランキング17位ではありますが、荒畑さんによるとパリオリンピックで実は「高得点を狙える新しい技を準備している」ということです。
荒畑さん:
「キックフリップボディバリアル540」って言われた技なんですけど、これは本当に世界でもうできる人が少ないです。
井上キャスター:
日本だと男子はどちらかというとパークよりもストリートの方が強い気がするけど、その差はどこにありますか。
荒畑さん:
まずストリートの方がスケートボードパークが多いというのはあります。パークスタイルがストリートより新しい競技になるので、パークスタイルのパークがまだ少ないです。
日本は比較的、やっぱりストリートを滑る子たちの方が多いです。環境的にもファッション的にも。ストリートファッションが好きな子たちも多く、そこから入ってくる子たちも結構多くて。
ホランキャスター:
ファッションにも注目しつつ、男子の試合も見たいですね。
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<プロフィール>
荒畑潤一さん
プロスケートボーダー
元全日本チャンピオン 18歳で渡米しプロ選手に
大会運営やスケボー教室開催など幅広く活躍
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