特集はパリオリンピックの総合馬術団体で銅メダルを獲得した大岩義明選手です。練習拠点のロンドンでFNNの単独取材に応じ、メダル獲得の喜びや、話題になったあの愛称の誕生秘話などを語りました。

ヴェルサイユ宮殿で行われた総合馬術・団体で日本馬術界92年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得した日本。人馬一体の見事な走りでメダル獲得に貢献したのがチーム最年長48歳で諏訪市の光学機器メーカー「nittoh」に所属する大岩義明選手です。

総合馬術・団体 銅・大岩義明選手:
「いまだにちょっと信じられないですね。これを目標にしてきたので、いろんな人に会ったら実感が湧くと思います」

こちらは大岩選手が練習拠点としているロンドンのファーム。競技を終えて凱旋した大岩選手は、日本代表のTシャツ姿で現れました。手に持っていたのはニンジン。

それを、ともに銅メダルに輝いた相棒の「グラフトンストリート号」にプレゼントしました。

大岩選手にはトレーナーからシャンパンのプレゼントも。

五輪を振り返ってー

総合馬術・団体 銅・大岩義明選手:
「よく集中できて、無事(ミス)ゼロでゴールできて(競技後)他の選手から『団体でメダルが取れた』と聞いて、その時は急にグッとくるものはありまして、目頭を押さえましたけど、すごくうれしかった」

大学卒業後に一時、競技から離れていた大岩選手。その後、オリンピック出場を目指して競技を再開し、5回目の五輪で悲願のメダルを手にしました。

総合馬術・団体 銅・大岩義明選手:
「重たいですね、実際に重たいんですけど、これは本当にうれしいですね。小学生くらいの時から『オリンピック選手になりたい』という夢があってオリンピックでのメダルをずっと目標にしてきたので、やっと1個取れた」

平均年齢41.5歳のメンバーで成し遂げた快挙では、自分たちでつけたという「初老ジャパン」の愛称が一躍話題となりました。

総合馬術・団体 銅・大岩義明選手:
「食事しているときに『なんか名前つけようか』くらいのところから始まった話だったので、そんなにわれわれはシリアスに考えていないんですけど、僕が最年長なので、そこをいじっている部分もある」

大舞台を終えたばかりですが、大岩選手はこれからも挑戦を続けていきたいとしています。

総合馬術・団体 銅・大岩義明選手:
「息の長いスポーツなので、まだまだこれからも成長できる伸びしろがあるんじゃないか。これを機会におもしろいと思ってもらえたらいいな」

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