■パリオリンピック™ 体操男子種目別 鉄棒 決勝(日本時間5日、ベルシー・アリーナ)

体操男子種目別・鉄棒の決勝で個人総合の金メダリスト・岡慎之助(20、徳洲会)が、今大会3個目となる金メダルを獲得した。

表彰式の後インタビューに応じた岡は「奇跡ですね」と自身でも驚きを隠せず、「本当に最後何が起こるかわかんないっていうところで、本当にミスなくやり切れたってことがこの金メダルに繋がったのかなって思ってます」と話した。

岡は2番手に登場し安定した演技でミスなく終えた。他の選手たちに落下や着地の失敗などが相次ぎ、岡に金メダルが確定した。

日本に帰ってからやりたいことはと問われた岡は「今すぐ出てこないんですけど、うーんと、ドライブしたいです。あと、美味しいものが食べたいです」と、悩みながらも答え、笑顔を見せた。

岡は今大会、団体の金メダル、個人総合金メダルに続く、3冠を達成した。体操競技での3冠は、1972年ミュンヘン五輪の加藤沢男以来52年ぶり。1大会でメダル4つも84年ロサンゼルス大会で5個のメダルを獲得した具志堅幸司以来40年ぶりの快挙となった。さらに鉄棒に限ると、東京大会の橋本大輝に続く日本勢2連覇の快挙となった。

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