■MLB アストロズーレイズ(日本時間3日、テキサス州ヒューストン、ミニッツメイド・パーク)
アストロズの菊池雄星(33)が本拠地でのレイズ戦に先発、5回2/3、95球、被安打3(本塁打1)、奪三振11、四死球3、失点2(自責点2)。勝敗は付かなかったが今季2度目の2ケタ奪三振、球団史上最多タイの8者連続三振を奪った。
アストロズはア・リーグ西地区首位だが2位のマリナーズとは勝率1厘差のゲーム差なし。戦力補強で移籍した菊池が初登板となった。バッテリーを組むのは2021年にパドレスでダルビッシュ有(37)とずっとコンビを組んでいたV.カラティニ(30)。
本拠地ファンの大歓声で迎えられた1回、真新しいユニホームでマウンドに立つと昨季の首位打者、1番・Y.ディアス(32)にレフトへツーベースを打たれると、カージナルスから移籍してきた2番・D.カールソン(25)にストレートを弾き返されて今季1号のツーラン。いきなり6球で2点を失った。
落ち着く間もなく2点を失ったが3番・B.ラウ(30)にはストレートで見逃し三振、カブスから移籍してきた4番・C.モレル(25)はチェンジアップで空振り三振といつもの菊池のピッチングに戻った。
2回は先頭打者にヒットを許したが、8番・J.カバジェロ(27)にストレートを打たせ、ショートゴロ併殺打でこの回は無失点、投げ終わりにはキャッチャーのカラティニと意見交換しながらベンチに戻っていった。3回には1死からホームランを打たれた2番・カールソン、3番・ラウと切れのあるスライダーで2者連続三振と自分のピッチングを取り戻した。
4回は圧巻のピッチング、4番・モレルにもスライダー、5番・C.ミード(23)、6番・J.デルーカ(26)にはチェンジアップで空振り三振、前の回から5者連続空振り三振に打ち取った。
その裏、菊池の好投に打線が応え、無死二、三塁のチャンスに6番・J.シングルトン(32)がセンター前へのタイムリーとア・リーグトップのチーム打率を誇る打線が菊池を援護。続く7番・J.マイヤーズ(28)がライトへ犠牲フライを放ち、2対2の同点に追いついた。
追いついてもらった菊池は5回、7番・J.シリ(28)をスライダー、8番・カバジェロのスライダー、9番・A.ジャクソン(28)にはチェンジアップとなんと8者連続空振り三振と球団史上最多タイ記録となった。驚異のギアチェンジに本拠地のファンも大歓声を挙げた。
6回、先頭打者の1番・ディアスに四球を与えて記録はストップ、2死から4番・モレルに四球を与えたところで菊池は降板。本拠地のファンはスタンディングオベーションを送っていた。菊池は5回2/3、95球、被安打3(本塁打1)、奪三振11、四死球3、失点2(自責点2)。勝敗は付かなかったが今季2度目の2ケタ奪三振、球団史上最多タイの8者連続三振を奪った。
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