■MLB パドレス 6×ー5 ドジャース(日本時間31日、カリフォルニア州サンディエゴ、ペトコ・パーク)
ドジャースの大谷翔平(30)が敵地でのパドレス戦で「1番・DH」で出場し、4打数無安打で打率は.311。4試合連続今季28個目の盗塁をマークし、シーズン自己最多となった。ドジャースは9回に2点差を追いつかれて、延長10回にサヨナラ負けを喫した。
ドジャースを6.5ゲーム差で追い上げているナ・リーグ西地区2位パドレスとの直接対決、パドレス先発はメジャー唯一のナックルボーラー、M.ウォルドロン(27)、対戦成績は3打数無安打3四球。
大谷は1回の第1打席、しっかりボールを見極めていき四球で出塁、ウォルドロンから通算4つ目の四球を選んだ。すると2番・W.スミス(29)の打席で4試合連続となる盗塁を成功、シーズン自己新記録となる28個目をマークした。4試合連続盗塁はイチロー、松井稼頭央に並び日本人選手最長タイ記録となった。
そして、3番・G.ラックス(26)の犠牲フライでホームを踏み、先制点。ドジャースの勢いは止まらず、4番・パヘス(23)のタイムリー、さらに7番・C.ビジオ(29)の5号ツーランと5得点を挙げた。
2回の第2打席、カウント2-0から内角低め87マイル(140キロ)のカットボールをフルスイングすると打球はセンターへ。打球角度41度とボールの下を叩いてしまい、高く上がったセンターフライに倒れた。
ドジャース先発T.グラスノー(30)は5対1と4点リードで迎えた3回、2死から3連打を浴びて2失点、2点差まで詰め寄られた。
5回の第3打席はパドレス2人目、松井裕樹(28)と5月11日以来の対戦。メジャーでの対戦成績は3打数2安打、2本のツーベースと大谷が有利。カウント1-0から内角低めのスライダーに空振り、3球目は内角低め148キロのストレートでストライク。カウント1-2と追い込まれると、4球目は外角低めのスライダーに空振り三振。松井の完璧な配球で三振に打ち取られた。
5対3と2点リードの7回、無死一塁で大谷の第4打席、パドレス4人目A.モレホン(25)と対戦。カウント2-2から外角低めスライダーをコンパクトなスイングでバットに乗せたがいい当たりもライトライナーに倒れた。
9回の第5打席、1死走者なしの場面でパドレス6人目J.エストラーダ(25)と対戦。しっかりボールを見極めて、フルカウントから低めのボールを見逃したがストライクの判定。大谷も手をあげて大きく首を振って「ノー、ノー」と珍しく球審に抗議をした。
すると9回、ドジャースは3人目B.トライネン(36)が3番・M.マチャド(32)にこの日2本目の16号ソロで1点差、そして1死から6番・J.メリル(21)に13号同点ソロ。またも中継ぎが踏ん張れず追いつかれてしまった。
延長10回、ドジャースはかつて阪神・ソフトバンクで活躍したパドレス守護神、R.スアレス(33)の前に無得点、その裏、4人目、A.ベシア(28)が1死満塁のピンチを招くと代打のD.ソラーノ(36)にサヨナラタイムリーを打たれ、一時、5点差あったリードを守り切れず逆転サヨナラ負けを喫した。
大谷は4打数無安打1四球1盗塁で打率は.311。4試合連続今季28個目の盗塁をマークし、シーズン自己最多となった。首位打者争いをしているパドレスのL.アライズ(27)は4打数1安打で打率は.309。大谷は首位打者をキープしている。
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