■パリオリンピック™ 柔道男子81キロ級 準決勝(30日、シャンドマルス・アリーナ )

柔道男子81キロ級の準決勝が行われ、五輪3大会連続出場の永瀬貴規(30、旭化成)がA.エスポジト(29、イタリア)に勝利し、決勝進出を決めた。日本柔道陣は4日連続のメダルが確定、永瀬はこの階級五輪史上初となる連覇へあと1勝と迫った。

東京五輪金メダリストの永瀬は2回戦でA.アブラミアン(36、ウルグアイ)と対戦。大内刈で技ありを奪うとそのまま抑え込みで一本勝ち。畳を降りると笑顔を見せた。

3回戦の相手はV.アルバイラク(31、トルコ)、攻め続ける永瀬だがポイントが奪えず、ゴールデンスコアへ。永瀬は大内刈で技ありを奪い、準々決勝進出を決めた。

準々決勝は世界ランク1位、M.カッセ。永瀬は足技でカッセを揺さぶるがなかなか崩れず、お互いポイントを奪えず、2試合連続でゴールデンスコアに入った。永瀬は大外刈を仕掛けるが決まらず、2分30秒過ぎに技ありを奪い、準決勝進出。

メダルが決まる一戦の相手はA.エスポジト(29、イタリア)、落ち着いた表情で入場した永瀬、開始1分15秒で支釣込腰で技ありを奪った。その後、抑え込みで一本を奪い余力を残して大一番に挑める状態となった。

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