■パリオリンピック™ 卓球男子シングルス2回戦(日本時間30日、パリ南アリーナ)

戸上隼輔(22、井村屋グループ)がシングルス2回戦で、スロベニア代表のD.コジュルと対戦し、ゲームカウント4-2で勝利。ベスト16入りを果たし、3回戦では韓国のエース、チャン・ウジンに挑む。

2ゲームを落とし、1-2と先行される展開で踏ん張りどころを迎えたが、4ゲーム以降は徐々に持ち前の超攻撃的なプレーが炸裂し、流れに乗って逆転勝利を収めた。

試合後、戸上は「自分自身でもヒヤヒヤしたので、いま勝ててホッとしている」と安堵した表情で勝利を噛みしめた。さらに「監督からもっとシンプルに戦術を練ってっていうのを言ってもらえたので、そこで頭が切り替えられたので、すごく良かったです」と後半から修正できた要因を振り返った。

「もっともっとこの特別な舞台を味わいたい」と話す戸上は、「次はチャン・ウジン選手なんですが、韓国のエースですし、日本にとって壁となる強豪国なので、そのエースに勝ってメダルに向けて頑張っていきたいと思います」とポイントとなる3回戦に向けて意気込みを語った。

また、大のプロレス好きで大会前に「毎試合勝ったらプロレスパフォーマンスやります」と宣言していた戸上は、初戦は緊張でそれどころではなく、この日の2回戦は完全に忘れていて出来ず。それでも最後はインタビューゾーンのカメラに向かって、武藤敬司の決めポーズを披露し笑顔で次戦に向かった。

【戸上隼輔 4-2 D.コジュル】
9-11/11-4/8-11/11-7/11-3/11-5

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