スケートボード男子ストリートの決勝で、日本の堀米雄斗選手が金メダルを獲得。東京大会に続く、オリンピック連覇を果たした。
さらに話題となったのは、解説を務めたプロスケートボーダーの瀬尻稜さんが放つ、独特の“瀬尻ワード”だ。
また、ともに金メダル・銀メダルを獲得した、吉沢恋選手と赤間凛音選手に宮司キャスターが取材。14歳と15歳の二人に、将来の夢を語ってもらった。
解説の“瀬尻ワード”が再び話題
日本時間午前0時過ぎに行われた、スケートボード男子ストリートの決勝。上位8人が進める決勝の舞台に、堀米選手は全体の4位で通過した。
決勝ラン1回目では…
実況:
日本の堀米雄斗です。初代オリンピック王者。
実況:おりたーー!おりた!
解説(瀬尻さん):おーーやばーー!
実況:大事な大事な45秒間を見事完成させます。
解説(瀬尻さん):乗ったっすねー。
堀米選手は、45秒間の「ラン」で、「89.90」と高得点をマーク。
「ラン」を終えた時点で4位と、金メダルを狙える位置に付けた。
そして5回演技を行い、上位2本のスコアが得点となる、勝負の「ベストトリック」へ。
その1本目では…
実況:おりたーー!
解説(瀬尻さん):
おぉーー!えーー!やばー!
実況:うわー!94.16!!
解説(瀬尻さん):
出たー!やっぱすげぇな。
大技を決め「94.16」という高得点に解説の瀬尻稜(せじり・りょう)さんも驚きの様子だ。
そんな瀬尻さんといえば、3年前の東京オリンピックでも、“瀬尻ワード”が話題になった。
瀬尻さん:
昨日の練習もみてたけど、一人だけすげー“ゴン攻め”していて。奇跡みたいな技がいきなり“ビッタビタ”で来ましたね。
その“瀬尻ワード”は、今大会でも“絶好調”だった。
実況:ほんとに混戦模様ですね。
瀬尻さん:
そうっすね、「地獄ヒート」ですね。
実況:地獄ヒート?
瀬尻さん:
とんでもないやつが一カ所にそろっている感じ。
“地獄ヒート”という新たなワードも生まれた。
堀米選手は1回目の高得点後、3回連続で失敗し、最後の5本目を前に暫定7位になってしまった。
あとがない中、運命の5本目で堀米選手が魅せた。
実況:のった~!!
瀬尻さん:おお~~!
実況:
決まった~~~!大逆転の金メダリストだ!
瀬尻:やーーばっ!
実況:この精神力!
瀬尻:
いや~やっぱ雄斗の、ここぞって言うときの持つ力が半端ないっすよね。やっぱもってんだよな~すげ~。
倉田:でた~!!
瀬尻さん:おお~~~!!すげ~~~!
実況:97点台!大逆転!大逆転!堀米1位。
瀬尻さん:まじで~~!
堀米選手は最後に大技を見事成功させ、一気に逆転!
そのまま抜かれることなく、見事、連覇を達成した。
「海外に住んだり」スケボー女子の夢とは…
一方、宮司キャスターがインタビューをしたのは、世界を驚かせた日本の女子中高生たちだ。
スケートボード女子ストリートで、金メダルを獲得した14歳の吉沢恋(よしざわ・ここ)選手と、銀メダルを獲得した15歳の赤間凛音(あかま・りず)選手に取材した。
宮司キャスター:
改めまして、お二人ともおめでとうございます!
吉沢選手・赤間選手:
ありがとうございます。
メダル獲得について質問すると、少しずつ実感がわいてきている様子だ。
吉沢選手:
私はまだ、全然実感湧かないんですけど、でも、やっぱりこういうふうに色んなテレビ局回って、自分がこうやって、メダルをかけてると、少しずつ実感湧いてきてるって感じ。
赤間選手:
自分もメダルをかけたときに実感が湧いてきていますね。
また、オリンピック初出場でメダリストとなった2人に、将来の夢を聞いてみた。
吉沢選手:
勉強が得意じゃないので、スケートボードで食べていけるようになりたいなって思います。
自分のプロモデル出したりとか、近い夢で言ったら、次のオリンピックで、また連覇できるように頑張りたいなって思います。
赤間選手:
将来の夢はもちろんオリンピックもなんですけど、それ以外の大きな大会でも良い成績を残せるようにして、海外に住んだりとかもしてみたいなと思ってます。
(「イット!」7月30日放送より)
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