◆パリオリンピック・体操男子団体総合決勝（29日、ベルシー・アリーナ）
橋本大輝(22)、萱和磨(27)、谷川航(28)＝以上セントラルスポーツ、岡慎之助(20)、杉野正尭(25)＝ともに徳洲会＝の5人で挑んだ日本が、2大会ぶりの金メダルを獲得した。
表彰式後の5人のコメントは次の通り。
橋本大輝：
みんなに助けられた金メダル。この４人のおかげで最高の演技ができた。諦めないでよかった。背中にみんなの思いを乗せて演技できた。みんなの思いを背負って戦えたのが幸せでした。
岡慎之助：
本当にミスはあったけど、最後まで諦めずにみんなにつないでいったのが結果につながった。一年間きついトレーニングに耐えてきてよかった。
萱和磨：
信じられないというか、アテネオリンピックを見て金メダルを取りたいと思って体操を始めて、苦労してきたはずだけど、いいのかな、というのがどこかにあって、きょうに関しては頭の整理が追いついていない。夢なのかと思うくらいで、何度もほっぺたをつねってベタな確認をして、夢をかなえたな、かなえることができるんだなと思った。これが僕の夢です。
杉野正尭：
絶対諦めない、絶対行けるという強気な気持ちで、緊張はしていたけど、後ろの二人が絶対やってくれるからと。金メダルはずっと子どもの頃から思い続けて、この5人で戦えて、スタッフのみんな、応援してくれる人、感謝でいっぱいです。
谷川航：
跳馬で失敗して悔しさもすごくあるけど、みんなに救ってもらってやっと取れた。自然と涙が出てきたり、なんと言っていいか分からないけど、本当に体操をやってきてよかったと思う。この経験を他の人に伝えていくことも必要。引退するわけはないけど、次の世代に伝えていくことが大事だと思う。
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