■パリオリンピック™ スケートボード男子ストリート決勝(日本時間30日、パリ・コンコルド広場)

男子ストリート決勝で堀米雄斗(25、三井住友DSアセットマネジメント)が悲願の五輪2連覇を果たした。「ラン」を終えて暫定4位も、「ベストトリック」の2本で大逆転。最後の5本目で97点台を叩き出し、東京五輪に続く金メダルの快挙を達成した。

パリ五輪選考会では“代表落選の危機”から最終戦で大逆転の優勝を飾り、土壇場でパリ切符を獲得した堀米。東京五輪を制した“初代王者”が連覇の重圧を跳ね除け、見事悲願を達成した。

予選を4位で通過し「決勝では自分の限界を超えたい」と話していた堀米は、その言葉通り1本目のランから全開。技を積極的に詰め込み、芸術的なランを披露し89.90点と上々の出だし。続く白井も1本目からフルメイクのランをみせ、90.11点のハイスコアを叩き出した。

堀米の2本目は後半のトリックでミスも暫定4位で後半のベストトリックへ。

ランを終え2本目で93.37点をマークしたアメリカのN.ヒューストン(29)が暫定トップ。J.イートン(23)が2位につけ、白井と堀米が続いた。

ハイレベルな戦いの中、堀米はベストトリックの1本目から集中し94.16点。だが白井、ヒューストン、イートンも1本目から譲らず90点台を叩き出し、堀米が暫定3位に。トップとは2.10点差。逆転するにはもう1本高得点を求められる激戦に。

堀米の2本目は五輪最終予選で逆転優勝に導いた技に挑んだが失敗。3本目、4本目も着地で転倒してしまい勝負の終盤へ。5本目で高難易度の技を決めて、見事逆転で2連覇を達成した。

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