■パリオリンピック™ サッカー男子 予選リーグ 日本ーマリ(日本時間28日、ボルドー競技場)
サッカー男子日本代表は予選リーグでマリと対戦し、1-0で勝利した。スコアレスで迎えた後半37分、山本理仁(22)のゴールで先制し、そのまま逃げ切った。これで2連勝とした日本は早々と準々決勝進出を決めた。
後半アディショナルタイムに日本のペナルティエリア内でハンドの判定を取られPKを献上したが、マリの選手はゴール左に外し、日本は絶体絶命のピンチを切り抜けた。日本は31日、イスラエルと予選リーグ最後の一戦に臨む。
25日のパラグアイ戦からの変更は3名。山田楓喜(23)、荒木遼太郎(22)と西尾隆矢(23)が今大会初先発となった。スタメンはGKに小久保玲央ブライアン(23)、DFに西尾、大畑歩夢(23)、関根大輝(21)、高井幸大(19)の4人。MFに荒木、山本理仁(22)、藤田譲瑠チマ(22)、FWには山田、斉藤光毅(22)、細谷真大(22)の3人となった。
勝てば準々決勝進出となる日本は前半立ち上がり、流れるようなパスワークからマリゴールに迫る。しかし11分、マリに左サイドを突破されシュートまで持っていかれるが、GK小久保がファインセーブ。直後のコーナーキックも山本がヘディングでクリアしピンチを脱する。
中盤に入ると日本が攻撃のリズムを掴む。23分、敵陣内で中央の斉藤から左の荒木へパスが通る。荒木がクロスを放り込み、山本が競るがGKにキャッチされる。32分には山田のロングボールに細谷が抜け出しペナルティエリア内に侵入。34分には斉藤が左サイドをドリブル、中にカットインして強烈なミドルを放つなど、相手ゴールを脅かす。
マリのカウンター攻撃にもDF陣がしっかり対応。強烈なロングシュートもGK小久保が左手一本でセーブしゴールを死守、0-0で前半を折り返した。
後半立ち上がり、マリに右サイドをワンタッチで繋がれゴール前にクロスを入れられる。さらに選手一人にゴール前までドリブルを許すなど、マリペースで試合が進む。
12分、日本はパラグアイ戦で2ゴールをあげた、三戸舜介(21)と藤尾翔太(23)を投入。しかし、流れはマリのまま。18分にはペナルティエリア内に侵入され決定的とも言えるシュートを打たれるが、ここもGK小久保が身を挺してセーブ、マリに得点を許さない。
中盤に入っても、マリのセットプレーからヘディングシュートもポストに救われる。さらに細かいパス回しからシュートを許すなど、防戦一方の日本。それでも30分、右サイドでスルーパスに反応した細谷がペナルティエリアに入り、中を見てからクロス。走り込んだ三戸がシュートを打つが、ミートせず枠の左に外れる。
そして迎えた37分、日本は右サイドを強引に細谷が突破し、DFをかわしてフリーになってクロスを入れると、途中から入った佐藤恵允(23)がシュートを打つ。GKが弾いた所を山本が詰めてゴールを奪い、日本が1点を先制する。押されていた場面での山本の値千のゴール。日本はそのまま逃げ切り、マリに勝利した。
大岩ジャパンは、8大会連続12回目となる五輪切符を獲得。1968年メキシコ大会以来56年ぶりのメダル獲得を目指す。マリとは今年3月に国際親善試合で対戦し1-3で敗れている。パリ五輪で日本はグループDに入り、25日にパラグアイを5-0で下した。グループ上位2チームが準々決勝へと駒を進める。
【試合日程】※日本時間
7月25日 日本 5-0 パラグアイ(フランス・ボルドー)
7月28日 日本 1-0 マリ(フランス・ボルドー)
7月31日 日本VSイスラエル(フランス・ナント)
8月3日 準々決勝
*写真は先制ゴールを決めた山本理仁選手(左)
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