夏の高校野球・新潟大会の決勝戦が7月26日行われました。ノーシードの新潟産大附属が第1シードの帝京長岡を下し、初の甲子園出場を決めました。

初の甲子園出場をかけ、相まみえたのは、春の北信越王者で第1シードの帝京長岡とノーシードから日本文理や中越など甲子園常連校を破ってきた新潟産大附属です。

柏崎市役所ではパブリックビューイングが開かれ、約30人が声援を送ります。

すると、新潟産大附属は2回表、内野安打で出たランナーをバントで送り、1アウト3塁に。

この試合最初のチャンスに6番・中村。左中間への3ベースヒットを放ち、先制に成功します。

続く7番千野も三遊間を破るタイムリーヒットを放ち、新潟産大附属が帝京長岡のエース茨木から2点を奪います。

反撃したい帝京長岡は4回ウラ、ヒットとデッドボールで1アウトランナー1・3塁とします。

ここで新潟産大附属はピッチャーをエース宮田から田中に交代。田中がこのピンチを抑え、スコアボードにゼロを刻みます。

ピンチを切り抜けた新潟産大附属は5回、5番・川口のタイムリーヒットなどでこの回2点を追加。4―0と帝京長岡を突き放します。

しかし、帝京長岡も黙ってはいません。

5回ウラ、フォアボールや内野安打で2アウト1・3塁のチャンスをつくると、ここでダブルスチールを成功させ1点を返します。

さらに7回裏、相手エラーから2アウト満塁のチャンスをつくった帝京長岡。打席にはキャプテンの木村昂暉。フォアボールを選び、1点を返します。

2点差に詰め寄られた田中ですが、その後は8・9回とランナーを許さず…新潟産大附属が帝京長岡を4ー2で破り、初の甲子園出場を決めました。

【新潟産大附属 平野翔太キャプテン】
「本当にみんなに助けてもらってここまで来られた。まだ優勝した実感はないが、甲子園でも1個でも多く勝っていきたいので、しっかり準備をしていきたい」

柏崎市から初めてとなる夏の甲子園出場に櫻井市長は…

【柏崎市 櫻井雅浩 市長】
「柏崎にも大きな勇気を与えてくれていると思う。甲子園でも、この熱意・気迫・柏崎のプライドをぜひ披露してもらいたい」

県内67チームの思いを背に、新潟産大附属が初の甲子園に乗り込みます。

【新潟産大附属 吉野公浩 監督】
「地域の方もすごく応援してくれるので、みんなで甲子園に行って、スタンド・グラウンド一体となって戦えたらいい」

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