いよいよ27日午前2時半から開会式が行われるパリオリンピックに、福井県勢は4人が選手として挑みます。
県勢選手はバドミントン・山口茜選手(勝山高校)、フェンシング・見延和靖選手(旧武生商業高校)、体操・杉野正尭選手(鯖江高校)、そしてハンドボール・藤坂尚輝選手(北陸高校)です。
さらに、チームに同行するバックアップメンバーとして、ホッケー・田中秋桜選手(丹生高校)、ラグビー・辻崎由希乃選手(鯖江高校)が参加しています。
今回は、2018年の福井国体を機に競技を始めたラグビーの辻崎雪乃選手についてお伝えします。辻崎選手は元々、バスケットボールの選手でしたが、福井国体を機にラグビーへ転身しました。パリ・オリンピックへの思いを聞きました。
ラグビー・辻崎由希乃選手:
「(ラグビーへオファーをもらったときは)バスケに復帰する前で、バスケしかやりたくなかったので、最初はオファーを本気で聞いていなかった」
辻崎選手は、小さい頃からバスケットボール一筋でした。大学では全日本選手権に出場するなど活躍をしましたが、4年生の時に膝を負傷し、夢だった実業団への道をあきらめました。そんな中、辻崎選手をラグビーの道へ誘ったのが福井国体の関係者でした。
ラグビー・辻崎由希乃選手:
「何度も大学に来てくれて、本気度が伝わった。ラグビーを始めたばかりの自分が国体に出ていいのかという思いが強く、国体までの一年余りは責任感ばかりで、出られてうれしい気持ちはなく、結果を残さなきゃという気持ちが大きかった」
福井国体では主将を務め、6位入賞という華々しい結果を残した辻崎選手ですが「国体が終わったときに一番最初に思ったのが『終わって寂しい』で、その気持ちが大きくて、自分はもう少しやりたいと思った」と心境の変化を語ります。こうして福井国体を機にラグビーと出合い、つかみ取った日本代表です。
ラグビー・辻崎由希乃選手:
「自分が世界で活躍することで、福井のみなさんにラグビーの魅力や女子ラグビーの素晴らしさを伝えられたらいい。福井で出会ったスポーツをしっかり世界でも見せられるようにしたい」と意気込みを語ってくれました。
パリオリンピック女子ラグビーは28日から予選が始まります。
<パリ五輪:27日(土)28日(日) 福井県勢の試合予定>
・27日(土)午後9時~ 男子ハンドボール初戦 VSクロアチア
・27日(土)体操男子団体予選 午後10時30分~
・28日(日)午前2時半~ バドミントン山口茜選手・初戦
・28日(日)午後5時~ フェンシング・見延選手の個人戦
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