7月26日開幕のパリ五輪を1週間後に控えた17日、ゴルフ女子日本代表・笹生優花選手(23)に「めざまし8」は単独インタビュー。
パリ五輪のメダル獲得に向けた思いを語ってくれました。
インタビュアーは、パリオリンピック期間「めざまし8」スペシャルコメンテーターを務めることになった、2012年ロンドン五輪銅メダリストの元競泳日本代表・入江陵介氏。
元競泳日本代表 入江陵介氏:
笹生選手の強みは何ですか?
笹生優花選手:
強みですか…、あんまり深く考えないところ。
入江陵介氏:
その場その場で出し切ることに集中してるから?
笹生優花選手:
もちろん練習してる時は色々考えますけど、常に“リラックス”なんじゃないかなって思います(笑)。
そんな笹生優花選手を、常に傍らで娘を支え続ける父・正和さん。
笹生選手の“強み”について語ってくれました。
笹生選手の父・正和さん:
(優花は)あんまり他の人に教わってないので。2人でやってきたので。ゴルフでいうとうちの妹や弟も一緒にやったんですけど、みんな飽きちゃって。
一つのことを毎日続けることの天性のものを持ってる。それが優花の強み。
笹生選手の高校時代恩師からの「エール」
さらに、笹生選手の強みについて、「めざまし8」は、笹生選手の高校時代の恩師である、美々津カントリークラブゴルフアカデミーの校長・吉岡徹治さんにお話を伺いました。
――笹生選手の強みは何だと思いますか?
高校時代の恩師 吉岡徹治さん:
もちろん飛距離もそうですし、球のスピンの量、プレー全体が本当に女子のプレーのレベルではない。何kgかの重りをつけてトレーニングしたり。「え、何つけてるの?」みたいな。毎日それをつけてトレーニングした方が効果が高いから。彼女はそういう努力ができる子なんで、1日2日で身についたスイングじゃない。
高校時代の恩師 吉岡徹治さん:
ゴルフの時はゴルフ、ゴルフが終わったら一切見ないっていうタイプの子もいますけど彼女の場合はオフでもゴルフに接してる。人生の全てをゴルフに捧げてるでしょ。
――パリ五輪で戦う笹生選手にエールを!
オリンピックの金メダルをぜひとって、日の丸を掲げて帰ってきてください。頑張れ、優花!!
入江陵介氏:
恩師のメッセージ、いかがですか?
笹生優花選手:
久しぶりなので、こういうメッセージいただいて…、本当にありがとうございます。
入江陵介氏:
重りを巻いてトレーニングされていたとありましたけど?
笹生優花選手:
プロになる前の時は、つけてやってました。
入江陵介氏:
そのトレーニングを考案されたのがお父さまですか?
笹生優花選手:
そうですね。
入江陵介氏:
何kgずつ、つけていたんですか?
笹生選手の父・正和さん:
最初は200gか250gだったと思うんですよね。最終的に一番重い重りは2.5kgありましたね。それで100mのダッシュとか50mのダッシュとか反復横跳びとか。
入江陵介氏:
ゴルフを嫌いになったことはないですか?
笹生優花選手:
嫌いになったことはないですけど、ゴルフをちょっと休んだ方が良いかなって時はあります。つらい時もあると思うんですけど、「何で始めたのか」っていうのを思い出して「何でゴルフを好きになったのか」っていうのを考えると、やっぱ好きなんだなぁと思う。続けたくなっちゃう。
入江陵介氏:
あると思うんですよ、アスリートの世界って。先に言われちゃうと、ここ難しいって言われると構えちゃうじゃないですか。
笹生優花選手:
あります。ゴルフ場もここは難しいよって言われたら、ちょっとやっぱここ難しいのかなって思っちゃう。
入江陵介氏:
じゃあきっと、“パリの舞台は簡単”なので大丈夫です。
笹生優花選手:
いやぁ〜(笑)
入江陵介氏:
フィリピン代表で出場した東京五輪では9位。日本代表として出場するパリオリンピックは2度目の挑戦となりますが、目標は?
笹生優花選手:
世界一の選手になりたいっていう夢があるので、オリンピックでメダルが取れたら世界一になる道に少し近づけるんじゃないかなって思います。
最後に、パリ五輪で目指すものについて、色紙に書いてもらいました。
入江陵介氏:
じゃあ、お願いします。
笹生優花選手:
はい。
「Have Fun!」
入江陵介氏:
Have fun?
笹生優花選手:
はい、楽しんで一週間過ごしたいなって思います。
入江陵介氏:
僕自身オリンピックを4度経験させてもらったんですけど、携帯を見てもあまりオリンピックの写真とか撮ってなくて…。それぐらい自分が追い込まれてたというか、水泳、水泳になってたんだなって感じたので。
笹生選手は、ぜひいろんな景色を写真に撮って、思い出を撮りためていってくださいね。
笹生優花選手:
わかりました。写真撮ってきます! 思い出にします!
入江陵介氏:
(撮ったら)見せてくださいね!
(めざまし8 7月23日放送)
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