パリパラリンピックの自転車競技に出場する日本代表4選手が23日、都内で記者会見を行った。東京パラで日本人選手過去最高齢の50歳(当時)でロードの2種目で金メダルを獲得したC3クラス(切断やまひ)、杉浦佳子(53、総合メディカル株式会社)など、男女合わせて4人がパリパラリンピック代表に決定している。

今大会5種目にエントリーしている杉浦は会見では、パリで自分のどんなところを見てほしいかと聞かれ「積極的にアタック(勝負だと思った部分で飛び出す)をかけていこうと思うので、アタックが決まったらそのシーンを見てください」と笑顔で語った。

杉浦は東京パラ後、「結果としてもやりきった。あれ以上の結果は出せないし、年齢的にももう伸びるところはない」と、自分の限界を感じたと言う。それでも競技を続けてこられたのは、周囲の声援があったから。まだ可能性がある、まだ伸びしろもある、と50歳でも成長できると自信が持てた。「東京が終わってからも私が頑張りたいと思う気持ちを汲んで、指導してくださった方々、支援してくださった方々、応援してくださった方々が喜んでくださる結果を出して、海外手土産を持って帰りたいと思う」と、2大会連続のメダルを目指す。

パラサイクリングは現地8月29日から始まる。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。