7月26日に開幕するパリオリンピックに向けて、岩手県勢は初出場3人を含む5人の選手が夢舞台に臨みます。
フェンシング男子サーブルに、盛岡市出身の吉田健人選手(31)が出場します。
東京オリンピックに続き2大会連続の出場です。
県勢のトップを切って開会式翌日の27日に登場し、オリンピック初勝利を目指します。
続いて県勢が登場するのが、女子ホッケー日本代表・さくらジャパンです。
ともに岩手町出身の及川栞選手(35)、田中彩樹選手(25)が出場します。
チームの中盤を支える田中選手は、地元への思いを胸に初のオリンピックに臨みます。
女子ホッケー 田中彩樹選手
「この大きな舞台で、岩手の皆さんにプレーと結果で恩返しできたらと思います」
そして及川選手は東京オリンピックに続いて2大会連続の出場です。及川選手は今回のパリを、最後のオリンピックと決めて臨みます。
女子ホッケー 及川栞選手
「自分たちは予選リーグ突破が目標。最後まで岩手から一緒に戦ってください」
初の決勝トーナメント進出を目指し、28日にドイツとの初戦に挑みます。
今回のパリから正式種目となった競歩の男女混合リレーには、北上市出身の高橋和生選手(28)が出場します。
実は高橋選手は小学生時代に、2学年上に大谷翔平選手がいる奥州市の野球チームでプレーしていました。
競歩 男女混合リレー 高橋和生選手
「一緒に頑張って野球をやった選手が世界で活躍している姿を見ると、自分も世界で活躍したいと思う」
高校1年から始めた競歩で、世界レベルに上り詰めた高橋選手が、8月7日の男女混合リレーで初代王者を狙います。
競歩 男女混合リレー 高橋和生選手
「金メダルを何としても持って帰りたいと思うし、応援してくださる方々に笑って喜んでいただけるような結果を届けたい」
自転車トラック競技には花巻市出身の中野慎詞選手(25)が出場します。
紫波総合高校時代から本格的に競技を始めた中野選手は、今回は最大7人の選手がトラック6周のタイムを競う「ケイリン」と、4人1組で16周走る「チームパシュート」の代表に選ばれました。
チームパシュートは8月5日から予選が始まり7日に決勝、ケイリンは10日から始まり11日が決勝です。
金メダル候補と期待されていますが気負いはありません。
自転車トラック競技 中野慎詞選手
「4年に一度しか経験できないような素晴らしい舞台だと思うので、存分に大会・レース全て含めて楽しんできたいと思う」
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