青山高治 キャスター
視聴者の方から届いた質問に木村さん(中国新聞社 編集委員室 特別委員)に答えてもらおうと思います。このメール、タイトルが「カープ日本一への課題」となっています。

「木村さんが出られるのをいつも楽しみにしています。カープの投手陣は日本一だと思うのですが、日本シリーズでソフトバンクに勝つには3点取る野球をしないといけません。後半戦に向けて外国人選手の補強計画などはないのでしょうか?」

「同じ投手に何度もやられて腹立たしいです。今の時代、AIを駆使して対策もできるんではないかと思います。木村さん、カープは後半戦、どうしたらいいんでしょうか?」と、3つぐらいポイントがあります。

(1)外国人選手の補強計画は?

まずは補強計画について聞きたいと。緊急補強とかありそうですか?

コメンテーター 木村雅俊 さん
(中国新聞社 編集委員室 特別委員)
今のところ、具体的な動きはないですね。新井貴浩 監督がとにかく若手を使うことを前面に出しているので、球団から外国人どうしようかっていわれても「いいです」と断っているぐらい、若手を使いたいので、なかなかここは動きそうにないんです。

これからの時期に来る選手がいちからやるとなると、100打席ぐらい与えないといけないので、ちょっと現実的じゃないという部分もあるので難しいですけど、もし動いた場合は、シーズン中なので一気に決まる可能性はあります。

青山高治 キャスター
なるほど。

(2)苦手投手へのAIを駆使した対策は?

中根夕希 キャスター
では、2つ目、苦手投手へのAIを駆使した対策っていう面ではどうでしょうか?

木村雅俊 さん
以前、この番組で紹介された「iPitch(アイピッチ)」っていう打撃マシンがあります。5月下旬に試し打ちをしたんですけども、これがようやく球団に納入されました。10日か11日くらいに入って、12日の試合前練習ではおそらく野手はこれを打っていると思います。

相手投手の球筋とかが全部、この機械に入って出てくるので、きょうの先発、相手は誰とわかってくると、これを打って試合に臨めるので、AIに関しては今までよりは期待できる部分があるんじゃないかと。けっこう高いお買い物だったようなので、ここはちょっと期待したいなと思います。

中根夕希 キャスター
楽しみですね。

(3)後半戦に向けて優勝への対策は?

3つ目、後半戦に向けてずばり優勝への対策は何でしょうか?

木村雅俊 さん
これは口で言うのは簡単なんですけども、点を取ることです。みなさん、わかっていると思うんです。1つ見てほしいんです。カープの場合は一塁手がとにかく、よその球団より打撃成績が低いんです。

セ・リーグ 一塁手の打撃成績(7月10日)
     打率 打点 本塁打 出塁率
広島   .205 18   2  .268
阪神   .224 40  14  .378
DeNA  .291 31   8  .378
中日   .275 28   7  .314
ヤクルト .245 42  10  .298

ここを後半戦に入る前、残り前半戦のここからみんなが少しでも打率・打点・ホームランというのを上げていくのが必要です。

青山高治 キャスター
はい。この一塁手が誰かというと、シャイナーという話になるわけですから。シャイナーが打つしかないと…

木村雅俊 さん
ことしはカープと阪神が特に外国人野手に関して苦しんでいるんです。本塁打がカープはゼロ、阪神は1本しか外国人選手が打ってないんですよ。特にカープの方は “歴史的な大ハズレ” と言えるような状況に片足が入っている状況なので、今はもうシャイナーと、わらにもすがる思いっていう感じになってきましたよね。

青山高治 キャスター
頼むぞ、シャイナーという…

(RCC「イマナマ!」より)

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