■陸上 ダイヤモンドリーグ 第9戦モナコ大会(日本時間13日、モナコ)

パリ五輪、女子やり投の日本代表・北口榛花(26、JAL)がダイヤモンドリーグ(DL)のモナコ大会に出場し、最終6投目で65m21をマークし逆転優勝した。今季のDLでは中国・蘇州の第2戦に続く優勝で、ダイヤモンドリーグ通算8勝目(ファイナル含む)を挙げた。

7選手の中で一番最初に投げた北口は1投目でシーズンベストの64m63のビッグスローを見せるも、次に投げるM.リトル(オーストラリア)も今季ベストの64m74でトップを奪われた。2投目を60m96とすると、助走のスタート位置とトラック種目の兼ね合いで、待たされる時間が増え3投目はファウル。4投目は61m46、手拍子を観客に促した5投目は62m38。そして2位で迎えた勝負の最終6投目。北口は記録を伸ばし、シーズンベストの65m21をマーク。またしても6投目に逆転し今季ダイヤモンドリーグ2勝目を挙げた。北口は、20日に行われるDL第10戦のロンドン大会にも出場を予定している。

女子5000mには田中希実(24、New Balance)が出場。レース終盤まで8〜11番目をキープしていたが、ラスト1周でスパート。最後の直線ではアフリカ勢に食らいつき、ゴール手前でエチオピアの選手をかわし3位に入った。今季ベストの14分40秒89をマークし、DLでは今季初の表彰台となった。

110mハードルの日本記録保持者・泉谷駿介(24、住友電工)は8台目のハードルに足がかかり、バランスを崩すとそのまま転倒し、途中棄権となった。

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