■MLB オリオールズ 0ー4 カブス(日本時間11日 メリーランド州ボルチモア、オリオール・パーク)
カブスの今永昇太(30)が敵地でのオリオールズ戦に先発。今季17度目のマウンドで6回100球を投げ、6安打無失点の好投で4戦ぶりの8勝目を手にした。
ア・リーグ東地区首位で貯金23のオリオールズを相手に、5月19日のパイレーツ戦以来となる無失点投球。6月16日のカージナルス戦以来、約1か月ぶりの白星を飾った。奪三振6、四球1、防御率は3.16から2.97に。チームは強敵相手に完封勝利で3連勝を飾った。
日本選手9人目となるメジャー1年目でのオールスター出場となった今永は、前半戦最後の登板でアピール。この日の立ち上がりは先頭打者を二ゴロに抑え、四球とヒットで1死一・二塁のピンチを招いたが、4番のサンタンデアーから2者連続の空振り三振で切り抜けた。
打線は2回にC.モレル(25)の先制ソロ、N.ホーナー(27)のタイムリーで2-0。
2点の援護をもらった今永は2回、先頭のヘイズに二塁打を許したが、後続を三ゴロ、二飛、三邪飛に打ち取った。3回は2死からヒットを打たれるも、4番サンタンデアーを一邪飛で退ける。4回はわずか5球の3者凡退と無失点を刻んだ。
カブスは5回の攻撃で、2死三塁から4番・鈴木誠也(29)のタイムリーで3-0とリードを広げた。直後の今永は、1死から二塁打を打たれ得点圏にランナーを背負ったが、1番ヘンダーソンを空振り三振、続くラッチマンは大きなフライも左飛に打ち取り、勝ち投手の権利を手にした。
6回は1死一塁からウエストバーグに二塁打を許し二・三塁のピンチとなったが、2者連続の三振で踏みとどまった。
今永はこの日は6回で降板となり、7回から継投で2番手ルーク・リトル(23)がマウンドへ。雨が降り始める中、四球とヒットで1死一・二塁のピンチを招くと、ラッチマンの打席でカウント0-2のところで試合は一時中断。約20分後に再開され、ラッチマンを見逃し三振に抑えたところでポーター・ホッジ(23)がマウンドへ。ここは中飛で切り抜け、降雨中断も無失点リレー。
8回もホッジが抑え、9回はE.ネリス(35)がヒットでランナーを背負うが最後は併殺打でゲームセット。チームも完封の快勝で、今永は4戦ぶりの8勝目を手にした。
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