社会人野球には、夏の都市対抗と秋の選手権大会と2つの全国大会がありますが、今年、沖縄電力が10年ぶりに都市対抗への出場を果たします。県勢初白星に向けて、チームの抱負を聞きました。

ー練習時・円陣ー
「都市対抗で勝つためにしっかりコミュニケーションとれるようにいい時間にしていきましょう!」

来週、社会人野球の最高峰、都市対抗野球に挑む、沖縄電力。

6月に沖縄で開催された2次予選では、九州の強豪を次々と破り、10年ぶりの本戦出場権を掴み取りました。

▽沖縄電力・平田太陽監督
「たくさんの声援が力となって代表権を取れたので。社会人野球の魅力というか素晴らしさを伝えながら勝ちに向けて県勢初勝利をもぎ取りたいと思います」

守備の軸となる投手陣は、主に先発を任されるコザ高校出身・内間敦也をはじめ、
左右、抱負なピッチャーが揃っています。


リードするのは、興南高校時代・甲子園春夏連覇を達成した山川大輔。守備からリズムを作り粘り勝つ野球が、チームの持ち味です。

なかでも、この大会にひと際強い思いで臨もうとしている選手がいます。八重山商工時代には甲子園で活躍し、高校日本代表にも選ばれた、金城長靖。今年で社会人18年目を迎えました。

▽金城長靖
「10年ぶりということで、ほとんど仲間は島にいるんですけど見に来る予定と言っていたので、東京まで。しっかり活躍したいですね」

これまで4回都市対抗野球に出場している沖縄電力ですが、いまだ白星を挙げたことはありません。

全国の強豪チームを相手に今年こそ初勝利を挙げようと、気持ちは高ぶっています。

▽金城長靖
「沖縄は高校野球熱がすごいですけど、大人になっても働きながら仕事として野球できる環境もあるので」「都市対抗をみんな楽しみにしているので、なんとか勝ちたいです」

都市対抗野球は、来週金曜日に東京ドームで開幕。沖縄電力はその開幕戦で、去年の優勝チーム、トヨタ自動車と対戦します。トヨタ自動車にも沖縄県出身の選手がいて、県勢対決にも注目が集まります。

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