■バスケットボール男子日本代表国際強化試合 日本 88ー80 韓国(7日、東京・有明アリーナ)

パリ五輪前、国内最後の強化試合となった男子日本代表(世界ランキング26位)が韓国代表(同50位)に88ー80で勝利、韓国との2連戦を1勝1敗で終えた。

NBAロサンゼルスレイカーズ所属の八村塁(26)、今季グリズリーズなどでプレーした渡邊雄太(29)はこの日も欠場。スタメンは河村勇輝(23)、比江島慎(33)、ジョシュ・ホーキンソン(29)、吉井裕鷹(26)、渡邉飛勇(25)の5人が名を連ねた。

5日の対戦ではパリ五輪出場を逃した韓国に、84-85と1点差で敗れた日本。この日も第1Qの序盤、3ポイントを3本決められ9-13と韓国にリードを許す。それでも途中から入ったチーム最年少、ジェイコブス晶(20)や川真田紘也(26)がダンクを決めて食らいつく。さらに富樫勇樹(30)も3ポイントを成功させ、19-22と3点差で第1Qを終える。

現在の日本代表候補は16人。パリ五輪代表12人へ生き残りをかけたアピールの場でもあるこの試合。第2Q、日本はメンバーを様々入れ替えて戦うが、韓国に3ポイントを決められ、点差を詰めることができない。しかしジェイコブスが3ポイント、吉井と川真田のコンビネーションに河村のシュートなど6連続得点で、39-36と逆転に成功。さらにベテラン比江島慎(33)の初シュートも決まり、43-39と4点リードで前半を折り返す。

第3Q開始早々、河村が連続で3ポイントを成功させると、好アシストも連発し4連続得点を記録。ホーキンソンスリバウンドをことごとくキープ、ジェイコブスも3ポイントを成功させ、日本が試合の主導権を握り、68-57とリードを保ったまま最終第4Qを迎える。

第4Qに入っても流れは日本。ホーキンソンが攻守に躍動、富永啓生(23)も初の3ポイントを成功させると、河村も中に切れ込んでシュートを決め、雄叫びを上げる。その後韓国に3ポイントを決められ詰め寄られたが、最後まで高い集中力を保ちプレーを続けた日本が88-80で韓国に勝利した。チーム最多得点は34得点のホーキンソン。

17得点、9アシストを記録した司令塔の河村は「日本のファンの皆さんの前でプレーできる幸せを噛みしめながらプレーできました」と1万3382人の観客に向けて感謝した。27日から始まるパリ五輪に向けて「しっかりとチームとして練習を重ね、必ず目標を達成して皆さんにベスト8という結果で恩返しできるように頑張っていきたい」と決意を述べた。

日本は欧州遠征で2試合の強化試合を行い、27日からパリ五輪1次リーグに臨む。そのメンバー12人をはこの後発表される予定。

*写真はジョシュ・ホーキンソン選手

【国際強化試合】
7月20日 日本VSドイツ(同3位)
7月22日 日本VSセルビア(同4位)

【パリ五輪 日程】
7月27日 日本VSドイツ
7月31日 日本VSフランス(同9位)
8月2日  日本VS最終予選ラトビア対ブラジルの勝者

*日程は全て日本時間

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