26日に開会式を迎えるパリオリンピックに向け5日、国立代々木競技場第二体育館で日本選手団の結団式が行われた。

旗手を務めるフェンシング女子サーブルで世界選手権2連覇の江村美咲(22、立飛ホールディングス)とシゲキックスことブレイキンの半井重幸(22、第一生命)が決意表明を行い、江村は「私達はこれまでたくさんの方々に支えていただき、今日この日を迎えることができました」といい、「私達をここまで成長させてくれたスポーツの価値を守り、作り、伝えていくためにも、正々堂々と最後まで戦い抜くことを誓います」と宣言した。

半井は「国際交流と友好親善を大切にし、日の丸を胸に世界中の選手たちとともに、素晴らしい大会を作り上げることを約束します」と誓った。

【以下全文】

■江村美咲
今回、旗手を務めさせていただくこととなりました、フェンシング女子サーブルの江村美咲です。私達はこれまでたくさんの方々に支えていただき、今日この日を迎えることができました。これからパリオリンピックでは国内のみならず世界中の方々に影響を与える立場となります。支えられて今があること国を代表する立場であることの自覚と責任を持ち大会に臨みます。一歩、踏み出す勇気をこのコンセプトに基づき、選手団一同新たな挑戦に向かって全力を尽くしてまいります。また、私達をここまで成長させてくれたスポーツの価値を守り、作り、伝えていくためにも、正々堂々と最後まで戦い抜くことを誓います。

■半井重幸
皆さんこんにちは。私はブレイキン日本代表のシゲキックスです。今回、チームジャパンを代表して決意表明をさせていただきます。私の競技であるブレイキンでは一歩踏み出す勇気が勝敗を分けることが多々あります。私自身、これまで多くの挑戦と失敗を繰り返し、そのたびに一歩を踏み出す勇気を持ち続けることで、成長してきました。この精神は、私達全てのアスリートに共通するものだと思います。今回のオリンピックでは、JOCのビジョンであるスポーツの価値を守り、作り伝えることを胸に、スポーツの力を信じて、最高のパフォーマンスを発揮することを誓います。また、夏から冬、オリからパラへと続くこの大舞台でチームジャパンの一員として自覚と誇りを持ち、全力を尽くします。ここに立てるのは、多くの方からの支えあってこそです。家族、コーチ、友人、スポンサー、そして応援してくださる全ての方々に心から感謝しています。皆様からの応援を一歩踏み出す勇気に変え、感謝の気持ちを込めて競技に挑みます。また、国際交流と友好親善を大切にし、日の丸を胸に世界中の選手たちとともに、素晴らしい大会を作り上げることを約束します。Team JAPANのシゲキックスとしてブレイキン日本代表として、今大会を最高なものにするために全力を尽くします。ありがとうございました。

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