パリパラリンピックに出場するボッチャ日本代表「火ノ玉JAPAN」が4日、都内で記者会見を行った。

東京パラの個人で金メダルを獲得したBC2クラス杉村英孝(42、TOKIOインカラミ)や、団体で銅メダルを獲得したBC2クラス廣瀬隆喜(39、西尾レントオール)など、男女あわせて6人がパリパラリンピック日本代表に内定している。

会見ではキャプテンが発表され、パラリンピック初出場となるBC4クラス内田峻介(21、大阪体育大学)が就任した。内田は「パラリンピックは小学校から憧れていた舞台、自分のテーマである挑戦をパリでもし続けたい。キャプテンとしては、チーム全員が最高のパフォーマンスをできるように声を出して盛り上げたい」と初めての夢舞台でチームを牽引する。

東京パラまでキャプテンを務めた杉村は「個人では連覇という大きな挑戦。チームでは初めての金メダルを目指す」と、個人での連覇とリオデジャネイロパラ銀、東京パラ銅とあと一歩届いていない団体での金メダル獲得へ意気込んだ。

チームスローガンは「TSUNAGU」。支えてくれる人や競技者全員の思いなど「人と人を繋いで勝利へ」という思いが込められている。キャプテンの内田は「パリ大会の目標は全クラスメダル獲得。応援してくれる人の思いをパリの地まで繋ぎ、力に変えて世界を相手に戦っていきたい」と決意を新たにした。

ボッチャは、現地8月29日に開幕する。

■ボッチャ
ヨーロッパ生まれの競技で、重度脳性まひや四肢重度機能障がいのある人のために考案されたパラスポーツ。赤と青のボールを投げ合ってジャックボール(目標球)という白いボールに、どれだけ近づけられるかを競う。投球技術だけでなく、戦術や戦略が求められる究極の頭脳スポーツと言われている。

*写真はボッチャ日本代表“火ノ玉JAPAN”

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