ギリシャのオリンピア遺跡で行われたパリ五輪の聖火の採火式(ロイター=共同)

古代五輪の研究を長年続けている神戸市在住の医師、賀来正俊さん(72)が16日、ギリシャのオリンピア遺跡で行われたパリ五輪の採火式に来賓として招待されて参加した。荘厳な式典を見終わり「古代五輪の様子を伝える内容の演出が良かった。感動した」と感慨深げに語った。

賀来さんは30歳の頃から本格的に研究を始め、2021年に古代五輪に関する著書を出版。国際オリンピック委員会(IOC)からバッハ会長名で礼状が届いたこともあるという。

古代ギリシャで五輪の際に休戦協定が結ばれた事実に着目。世界情勢が混迷する中、15日にバッハ氏や地元の首長らが集まり「五輪休戦宣言」の式典が行われた。「どこまで本気でやってくれるか。それが問題だ」と平和への思いを語った。(共同)

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