夏の甲子園宮崎大会が7月6日に開幕します。
高千穂高校はこの夏、選手9人で大会に臨みます。
高千穂高校野球部の歴史は長く創部77年。
今年の高千穂高校の選手登録は1年生1人、2年生3人、3年生5人で、1人でも欠けると試合に出られなくなる中、大会に向け練習に励んでいます。
指導するのは川並孝也監督。全員野球で1試合1試合を大事に戦いたいと話します。
(川並孝也監督)
「1人1人が自覚をもってポジションを守ってくれて、チームワークはいい状態です。」
180センチ90キロの恵まれた体格で打線を引っ張るのは4番佐藤龍選手です。
(佐藤龍選手)
「3年生は最後の夏の大会なので、自分のできることを精一杯発揮して臨みたいです。このチームでやれる最後の大会なので1人1人が勝ちを意識して頑張ります。」
高千穂高校の注目は双子の兄弟バッテリー。
弟の冨高龍輝投手は力強いストレートと緩急を武器に粘りの投球を見せます。
そして兄の龍星選手は主将としてチームを引っ張ります。
小学1年生から一緒にソフトボールを始めた2人は、どんな思いで最後の夏に挑むのか話を聞きました。
Q・お互い信頼しているところは?
(兄)
「ピンチの場面でも腕を振って抑えられるところが1番の強みです。」
(弟)
「バッティングでチャンスの時にしっかりランナーを返してくてるのがとても助かっていて、守備ではピンチの時に盗塁をさしてくれるので助かります。」
(兄)
「最後のバッテリーなので少し寂しさはありますが、全力を出し切りたいです。」
(弟)
「人生でバッテリーを組むのは最後だと思うので、試合を楽しみながらしっかり勝ちたいです。」
文字通り「全員野球」で臨む夏。思いを聞きました。
(兄)
「9人でここまでやってきたからこそ、全員野球で勝って終わりたいです。」
(弟)
「1人1人の信頼度が高いと思うので、仲間を思いやって勝っていきたい。」
誰一人欠けることはできない高千穂ナイン。仲間を信じて初戦に臨みます。
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