■FIVBバレーボールネーションズリーグ 男子予選ラウンド 第3週 日本 3ー0 オランダ(日本時間21日、フィリピン・マニラ) 

男子日本代表(世界ランク4位)はオランダ(同13位)をセットカウント3ー0(25ー18、25-19、25-20)のストレートで下し、大会通算成績を7勝3敗に。同日行われたアルゼンチン対ポーランドの試合でアルゼンチンが敗れたため、日本はファイナルラウンド進出を決めた。オランダ戦でスタメン出場した髙橋健太郎(29)は試合後「本当に嬉しく思います」と喜び、前回大会の銅メダル以上の成績を残すことを誓った。

4試合ぶりのスタメンに奮起した髙橋健太郎

Q.今日はスタメンで起用されて、前衛の動きが見事でした。
髙橋健:
そうですね、相手のそのミドルの動きをデータ上でしっかり見ていたので、僕がこういうふうに打ったら、相手のミドルはここに手を出してくるだろうなっていうのをしっかり頭に入っていたので。それとセッターの関田(誠大)さんと一緒に擦り合わせて、話しながらできたので良かったなと思います。

髙橋健太郎選手

Q.前回、カナダ戦で敗れて負けられない大事な試合だったが?
髙橋健:
プレッシャーはチームの中で言われてましたけど、感じることはなく自分たちのやってきたことを出すだけなので、その中で色んなお客さんだったりフィリピンのお客さんだったりバレーボールファンの皆さんに楽しんでいただけるなら嬉しいなって思いで入ったので緊張せずにチームとしてしっかりいい雰囲気で試合できたんじゃないかなと思います。

Q.ファイナルラウンド進出が決定して
髙橋健:
本当に嬉しく思いますし、まだまだそのオリンピックに向けてチームが成長していける機会が自分たちで掴むことができたというのは本当に嬉しいことなので、あとはミドルブロッカー4人含め、本当に互いに切磋琢磨しながら成長していきたいなと思います。

Q.去年銅メダルでメダルマッチまで、またもう1回行くぞという思いは?
髙橋健:
チーム全員そういう意識でいますし、絶対に去年よりもいい色とる金を取るっていうのをチーム中で意識統一されているので本当に今年のチームは強いと思います。

15得点の主将・石川祐希

石川:1、2セット目、良い形で入れましたし、3セット目に関しては前半少し良くなかったですけど、そこから西田選手のサーブでしっかりと流れを変えることができたので、それは良かったと思います。まだレセプションのところで関係が良くなかったりとか、ミスが目立ったので、特に最後の方は。その辺をもっと改善する必要があるかなと思います。

石川祐希選手

Q.ブロックディフェンスについて
石川:
ブロックディフェンスは今日、機能していたと思いますし、なによりこちらのサーブがうまくはまっていたのでそれが良かったんじゃないかなと思います。

Q.フィリピンラウンドの観客の雰囲気
石川:
フィリピンで試合をするということは3年目なので、どのような雰囲気なのかはわかって。非常に盛り上がる試合が繰り広げられていましたし、そのなかで結果を今日はつかみとることができたので。まだ明日、明後日と2戦あるのでそこにフォーカスしていきたいです。

Q.3連戦の2戦目、フランス戦に向けて
石川:
もう一度しっかりとコンディション整えて自分たちのバレーを。サイドアウトをしっかり続けられるバレーを展開していきたいと思います。

両チーム最多17得点の活躍・西田有志

Q.試合を振り返って
西田:
僕のパフォーマンスとしてはうまくいかなかったシチュエーションも多かったんですけど、3セット目でしっかりサーブやブロックで巻き返せてチームに貢献できて良かったと思う。明日、よりいいパフォーマンスができるようにしっかりリカバリーしていきたい。

Q.3セット目、連続でサービスエースが決まった時は?
西田:
3セット目も少しリードされてしまう部分もありましたし、僕のミスでリードされてたんで、自分で取り返す気持ちでサーブも打ちましたし、段々と向こうのレセプションのシフトが後ろに下がったのでショートを混ぜたりとか、練習でやってたことが結果として出てきたことがすごく嬉しく思います。この状態をしっかり明日に向けてやっていけたらと思います。

西田有志選手

Q.ファンの応援は?
西田:
毎日聞こえてますし、本当にありがたいなと思います。各選手が各国の選手たちにリスペクトの気持ちを持ってたり、そういう敬意を日本選手として誇らしく思いますし、応援してくださる方々、全ての国の方々にも感謝したいと思うので、これからまた勝っていく姿や色んな姿を見て頂けたらと思います。最後はパリ五輪になると思いますけど、そこでいい結果を出せるように準備していきたい。

Q.フランス戦に向けて意気込みを。
西田:
タフな試合になるのは間違いないと思うんですけど、そういう試合こそ楽しんで全員で勝ちを取りに行きたいと思います。勝ちにこだわるのはどのチームも当たり前かもしれないですが、楽しめるか楽しめないかっていうのが本当に一握りのチームだと思うので、バレーボールというものをしっかり楽しんで、勝ちを取ってきたいと思います。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。