■FIVBバレーボールネーションズリーグ 男子予選ラウンド 第3週 日本 3ー0 オランダ(日本時間21日、フィリピン・マニラ) 

世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグの男子大会で日本代表(世界ランク4位)はオランダ(同13位)と対戦。セットカウント3ー0(25ー18、25-19、25-20)のストレートで下し、大会通算成績を7勝3敗とした。

同時刻に別会場で行われているポーランド対アルゼンチンで、ポーランドが勝利したため、日本は上位8位以内が出場できるファイナルラウンドへの進出が決まった。

日本のスタメンは主将の石川祐希(28)、セッターには関田誠大(30)、髙橋健太郎(29)、小野寺太志(28)、西田有志(24)、大塚達宣(23)の6人。リベロは小川智大(27)が起用された。

世界ランク5位以内を死守したい日本とパリ五輪出場権獲得を目指すオランダ。両国の意地がぶつかった第1セットは、互いに点を取り合う展開に。日本は、6-6の同点から髙橋健が強打に速攻にブロックと立て続けに決め10-7と3点のリードを奪う。中盤に入っても髙橋健と石川のスパイクなどで3連続得点に成功。最後はピンチサーバーの甲斐優斗(20)がサービスエースを決めて25-18で日本が先取した。

第2セットは8-8の同点から石川の強打、髙橋健と西田が連続ブロックを決めると再び石川のスパイクなど息の合ったコンビネーションで7連続ポイントを記録し15-8と大きくリードする。波に乗った日本は、小野寺の速攻に大塚のバックアタックと全員バレーでオランダを圧倒。最後は髙橋健速攻が決まり、25-19と連取に成功した。

第3セット、オランダに強烈なサービスエースを決められ4連続得点で6-10とリードを許す。苦しい状況で西田が奮闘した。ラリーからの渾身のスパイクにサービスエースも3本決めるなど、日本は8連続ポイントをマークし16ー12と逆転に成功する。勢いに乗った日本は石川や途中出場の宮浦健人(25)のスパイクなどで突き放し第3セットも奪い、セットカウント3-0のストレートでオランダに勝利した。

今大会は、出場16か国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出。
パリ五輪出場を確定させている日本にとっては、大会の結果がパリ五輪の組み合わせに影響する重要な大会となる。日本は次戦22日に、東京五輪金メダルのフランス(同7位)と対戦する。※世界ランキングは試合前時点

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