広島カープの週末3連戦(対巨人)を振り返ります。
4月12日(金)
石田充 アナウンサー
まず、先頭の 野間峻祥 選手、ふだんは初球を打たないんですが…
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
そうです。カウントを作ってタイプなんですけれども、ここは積極的に行ってくれました。
石田充 アナウンサー
久々のホームランかというような大きな当たり(ツーベースヒット)でチャンスを作ると、4番の 堂林翔太 。
天谷宗一郎 さん
ちょっと詰まり気味なんですけれども、しっかりと振り切ってるからこそ、ひと伸び、飛びました。
石田充 アナウンサー
開幕戦以来のタイムリーで2点を先制します。(巨人 0-2 広島)
先発は、開幕投手の 九里亜蓮 でした。
天谷宗一郎 さん
立ち上がりはすばらしかったと思います。
石田充 アナウンサー
過去2試合、まだ勝ちがついていないという中で白星を狙うという登板でしたが、2回、好調の岡本が3塁へ鋭い当たり。ただ、同期入団の 田中広輔 がファインプレー。守備で盛り立てます。
3回、野間の2打席目。
天谷宗一郎 さん
こちらもナイスバッティング(ツーベースヒット)です。今シーズンに入る前に「長打を増やしたい」って言っていたのがしっかりと実践できていると思います。
石田充 アナウンサー
そして、2番・菊池涼介 が強烈な当たりをショートにはじき返して、これがタイムリー。(巨人 1-3 広島)
天谷宗一郎 さん
1・2番で行って、非常にいい流れです。
石田充 アナウンサー
4回はぜひ、坂倉将吾 のバッティングをしっかり目に焼き付けてください。
天谷宗一郎 さん
すばらしい。自分でちょっと空間を作って、なおかつバットのヘッドをクリーンに出しています。坂倉選手ならではのバッティングだと思います。
石田充 アナウンサー
リードして迎えた6回ですが、先発・九里が満塁のピンチで打者のユニホームに当たるという、押し出しのデッドボール。(巨人 3-4 広島)
天谷宗一郎 さん
そうですね。ちょっと過剰に4番(岡本・四球)、5番(坂本・死球)を意識しすぎたのかなって思います。
石田充 アナウンサー
そして、オコエの当たりがなんとも憎いところに転がって、これが逆転の一打。(巨人 5-4 広島)その後もジャイアンツ打線が九里を攻略して、九里は自己ワーストタイの9失点ということで、初戦を逆転で落としてしまいました。(巨人 9-4 広島)
九里亜蓮 5回2/3 球数94 失点9 自責点9
4月13日(土)
石田充 アナウンサー
注目、背番号18・森下暢仁 が今シーズン、初先発でした。
天谷宗一郎 さん
そうですね、緊張感があったと思うんですけれども、すばらしいピッチングを見せてくれました。
石田充 アナウンサー
右ひじの張りを訴えて、開幕ローテからはずれていたんですが、しっかりと状態を上げて帰ってきました。
天谷宗一郎 さん
コーナーにていねいに投げていました。
石田充 アナウンサー
そして、セカンドは 菊池涼介 ではなく、矢野雅哉 。(3回のファインプレー)
天谷宗一郎 さん
いや、もう菊池選手のようなプレーです。最近、バッティングが好調ですけれども、この守備っていうところもしっかりと結果を残してくれています。頼りになります。
石田充 アナウンサー
6回です。ランナー2塁のピンチで4番・岡本。完全に打ち取った当たりが落ちてこない。
天谷宗一郎 さん
これは、アンラッキーですよね。
石田充 アナウンサー
61メートルの懸垂物の中に入ってしまったということで、特別ルールでエンタイトルツーベース。(巨人 1-0 広島)マツダスタジアムだったらね。森下は6回で1失点。しっかりゲームを作りました。
森下暢仁 6回 球数89 被安打5 奪三振5 失点1
天谷宗一郎 さん
はい。ナイスピッチングです。
石田充 アナウンサー
直後の7回です。矢野が守りだけではない(レフトへのヒット)。
天谷宗一郎 さん
方向性をしっかりと決めたバッティングです。
石田充 アナウンサー
そして、ここで代打・上本崇司 がセンターへのヒット。
天谷宗一郎 さん
2アウトからですけれども、しっかりとなんとかしたいっていうチーム一丸の攻撃でした。
石田充 アナウンサー
ランナー3塁・1塁で1番の野間がレフトへのタイムリーツーベース。
天谷宗一郎 さん
いいバッティングです。追い込まれているんですけれども、執念を感じた1本ですよね。
石田充 アナウンサー
1対2とカープが逆転します。ただ、その後、追いつかれて、迎えた12回ウラ。あとアウト2つで引き分けだったんですが、大城にサヨナラヒットを打たれてしまいます。(巨人 3X-2 広島)
天谷宗一郎 さん
うーん、中﨑翔太 投手は責められない。
石田充 アナウンサー
カープは連敗となりました。
4月14日(日)
石田充 アナウンサー
先発は、新外国人のハッチ。
天谷宗一郎 さん
球数は多くなりましたけれども、非常にていねいに、そしてアグレッシブにピッチングができていたんじゃないかと思います。
石田充 アナウンサー
当たっている巨人・岡本を1打席目は三振に仕留めます。
打線は3回、ヒットとバントで2塁に矢野が進むと、3塁へ走ります。
天谷宗一郎 さん
すばらしいです。キャッチャーも投げられないじゃないですか。ランナーは「イェース!」と思いながらスライディングしています。言ってます。絶対、言ってます。
石田充 アナウンサー
盗塁の直後、野間選手のファーストゴロで矢野選手がまたまたヘッドスライディングで生還。(巨人 0-1 広島)
天谷宗一郎 さん
そうですよね。ナイススタートです。矢野選手の足でもぎ取った1点です。
石田充 アナウンサー
1安打で先制したんですが、直後の3回ウラ、ピッチャーにヒット、そして1番バッターに逆転ツーランホームランというハッチ。(巨人 2-1 広島)
天谷宗一郎 さん
そうですね、本当に1球だけだったなと思います。
石田充 アナウンサー
ジャイアンツ相手に3連敗となってしまいました。
天谷宗一郎 さん
くやしい。
石田充 アナウンサー
競っているだけにくやしい。元気出していきましょう。
(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)
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