■プロ野球 交流戦 阪神 2×-1 日本ハム(延長11回)(18日・甲子園)

日本ハムは阪神に延長11回の末、サヨナラ負けを喫した。試合は1点を追う7回表、2死二塁から代打・清宮幸太郎(25)に適時打が飛び出し同点に。そのまま延長戦に入り11回、1死一、三塁から矢澤宏太(23)の暴投により試合が決まった。打線は走者を出すもけん制死、盗塁死と好機を逃し得点できず。先発した細野晴希(22)は5回途中1失点も2安打6奪三振と力投。水谷瞬(23)は打率.438で交流戦歴代最高打率を更新した。

交流戦最終戦となったこの日の先発・細野はプロ初の一軍マウンド。阪神の先発・村上頌樹(25)とは東洋大学の先輩後輩対決となった。細野はファームで7試合に登板、そのうち6試合に先発し0勝0敗、防御率1.54をマーク。バッテリーを組む進藤勇也(22)も細野と同じくこの試合が一軍デビューとなった。

打線は1回、阪神の先発・村上に対し先頭の郡司裕也(26)が一ゴロ、2番・松本剛(30)が空振り三振と2死を奪われるも3番・水谷が中安打で出塁。しかし4番・マルティネス(28)は空振り三振に倒れ無得点。

その裏、細野の立ち上がりは阪神の先頭・近本光司(29)を三ゴロ、2番・中野拓夢(27)を二ゴロと打ち取ると3番・渡邉諒(29)から空振り三振を奪い無失点に抑えた。

細野は球威のあるストレートと変化球を織り交ぜながら序盤3回までを無安打、4奪三振と一人も走者を出さず、テンポ良く投げ込んだ。

中盤に入った4回裏、2死走者無しから3番・渡邉に中安打を放たれこの試合初めて出塁を許した。しかし迎えた4番・佐藤輝明(25)をフルカウントから左飛に打ち取り得点を与えず。

しかし5回裏、この回の先頭、5番・前川右京(21)に四球を与えると6番・森下翔太(23)の打席で細野が暴投、その間走者に進塁を許し無死二塁に。森下には中安打を放たれ、走者一、三塁とピンチを背負った。7番・梅野隆太郎(33)のセーフティスクイズは投ゴロとなり三塁走者の前川をタッチアウト。1死を奪うも8番・小幡竜平(23)にこの回2つ目の四球を与えると細野は降板。走者満塁から登板した2番手・宮西尚生(39)は代打・原口文仁(32)を右邪飛に打ち取るも1番・近本にセンターへの適時打を浴び先制点を許した。

6回裏は3番手・ザバラ(27)がマウンドに上がり無失点に抑えると7回表、1死から5番・万波中正(24)が中安打で出塁。6番・水野達稀(23)が送りバントを決め2死二塁と得点のチャンスを作った。すると迎えた代打・清宮幸太郎(25)にライトへの適時打が飛び出し同点に追いついた。

1ー1の同点で迎えた7回裏は4番手・杉浦稔大(32)が8番・小幡に四球、9番・ノイジー(29)中安打を放たれ走者を背負うも1番・近本を右飛に。5番手・河野竜生(26)が2番・中野を遊飛に打ち取り無失点に凌いだ。

8回表、阪神の3番手・桐敷拓馬(24)に対し、途中出場の9番・田宮裕涼(24)が左安打で出塁すると1番・郡司の三ゴロの間に二塁へ。さらに2番・松本の遊ゴロの間に三塁まで進んだ。3番・水谷は敬遠され五十幡亮汰(25)が代走に。迎えた代打・レイエス(28)は空振り三振。勝ち越しの好機も得点の本塁を踏むことができず。

8回裏は6番手・マーフィー(29)が3番・渡邉、4番・佐藤輝、代打・糸原健斗(31)を三者連続の空振り三振で抑えた。

9回表は阪神の4番手・岩崎優(32)に対し1死から6番・水野が中安打で出塁も得点に繋がらず。そのまま迎えた9回裏、2イニング目のマウンドに上がったマーフィーは2死から8番・小幡に右安打で出塁を許すも続く9番・ノイジーを空振り三振に。試合は延長戦に入った。

10回は両チーム無得点に終わり迎えた11回裏、8番手・矢澤が登板。1死から代打・豊田寛(27)に中安打を放たれると代走に植田海(28)が送られた。続く6番・森下の打球を遊撃を守る水野がファンブル、走者一、三塁とピンチを迎えた。さらに7番・梅野の打席で矢澤が暴投。その間に三塁走者の植田が本塁を踏み、サヨナラ負けとなった。

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