■MLB ロッキーズ 5ー9 ドジャース(日本時間18日、コロラド州デンバー、クアーズ・フィールド)
ドジャースの大谷翔平(29)が18日(日本時間)、敵地でのロッキーズ戦に今季2度目となる「1番・DH」で先発出場。5打数3安打1四球1盗塁で打率は.314。今季8度目となる1試合3安打、今季16個目の盗塁でメジャー通算102個、松井稼頭央に並び日本人選手歴代2位タイに浮上した。
敵地のクアーズ・フィールドは標高1600m地点にあり、気圧が低く打者が有利な球場と言われている。大谷も23年6月24日には日米通算200号のメモリアルアーチを放った球場。
骨折したM.ベッツ(31)に代わり今季2度目の“1番・DH”で起用された大谷、ロッキーズの先発C.クォントリル(29)。6月2日の対戦では2打数無安打、通算成績も9打数2安打5三振、打率は.222と苦手な相手。1回の第1打席、カウント2-2から外角低めのシンカーをセンター方向へ弾き返したが、シフトを組んでいたショート正面のゴロに倒れた。
それでも2死から3番・F.フリーマン(34)が四球で出塁すると、4番・T.ヘルナンデス(31)が右中間フェンス直撃のタイムリーツーベース。ベッツを欠く打線でも先制点を奪った。
そして、2回、2死二塁で迎えた第2打席、クォントリルは5球中4球がスプリットと落ちる球で勝負しフルカウントに。6球目もスプリット、これを大谷は逃さずコンパクトに振り抜きライト前へタイムリー、8試合ぶりのタイムリーヒットで2試合連続打点をマーク。さらにこの日、2番に入ったW.スミス(29)がライト線へタイムリースリーベースとドジャース打線が2死から繋がり3対0とリードを広げた。
4回、1死走者なしの第3打席、カウント1-2と追い込まれたがスプリットにタイミングを外されたがバットの先でセンター前へ。大谷はすかさず2塁を狙ったが際どいタイミングも送球が逸れてツーベース、今季27度目、2試合連続のマルチヒットとなった。
さらに6回、1死走者なしの第4打席はロッキーズ2人目J.バード(28)と対戦。カウント2-0から95マイル(153キロ)のストレートにやや振り遅れたがバットを振り抜いて、レフト線へ2打席連続となるツーベース。5月15日ジャイアンツ戦以来、今季8度目となる1試合3安打をマーク。1番打者としてしっかり出塁した。
7回にはベッツに代わってショートに入っている7番・M.ロハス(35)がこの日3安打、さらに8番・G.ビジオ(29)に移籍後初打点となるタイムリーが生まれるなどチーム一丸で得点を重ねていった。
8回の第5打席はロッキーズ3人目G.ハートリーフ(30)から四球を選び出塁、すかさず2番・スミスの1球目から盗塁。今季16個目、これで大谷はメジャー通算盗塁数を「102」とし、日本人選手では松井稼頭央(通算102盗塁)に並び2位に。日本人トップはイチローの「509」。9回の第6打席はセカンドゴロに倒れた。大谷は5打数3安打1四球1盗塁で打率は.314。今季8度目となる1試合3安打、4出塁と1番の役割を果たした。
チームは先発J.パクストン(35)が今季最長の7回を投げて、1失点8奪三振の好投で7勝目(1敗)、打線も14安打9得点で快勝した。
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