清水エスパルスでも活躍し今シーズン限りで現役を引退したサッカー・元日本代表の岡崎慎司 選手が6月17日に都内で引退会見を開き、「日本のファンが応援してくれたからこそ走り切れた」と感謝を伝えました。
次の目標は「監督としてのW杯優勝」です。
「エスパルスに感謝を伝えたい」
サッカー元日本代表・岡崎慎司 選手:
ヨーロッパで引退するが、清水エスパルスには特に感謝を伝えたい。プロ生活が始まって最初の6年間が日本で、そこで出会った人であったり、プロ生活を始められたからこそ、海外での厳しい環境や競争にギリギリ耐えてそこから勝ち残ってきた。
たくさんのクラブに感謝の気持ちがありがらも、特に清水エスパルス、滝川第二高校であったり、宝塚FCであったり、自分を育ててくれた、日本でのサッカーした17年くらい、日本で育ててもらった。それを胸に海外でもプレーした。
たくさんの人に感謝の気持ちがありますし、日本代表でもファンの皆さんが応援してくれたからこそ走り切れた。本当に感謝しています
子供たちに「あきらめるな」
2005年にプロデビューを果たした清水エスパルスをはじめ、日本のクラブやファンに対し「成長させてくれた」と引退会見で感謝を伝えた岡崎選手。
世界最高峰のイングランドプレミアリーグでもプレーし、“奇跡”と呼ばれたレスターシティの優勝に貢献しました。
日本代表では119試合に出場し歴代3位となる50ゴールを積み上げてきたストライカーは、今後の日本サッカー界を担う子供たちに伝えたいことを問われると…
岡崎慎司 選手:
めっちゃシンプルかもしれないですけど「あきらめるな」の一言。やっぱり考えれば手段はそれだけじゃない。反骨精神は自分に自信がないと生まれない。自分は認めたくないという思いでやってきた。
結果的に苦手なことも通常レベルまでは押し上げていけた。それがあるからこそ自分の得意なものが伸びた。あきらめず考え抜いて、あきらめる時は勝手にくると今回思った
目標は「監督としてW杯優勝」
「ケガもあり最後は自分の体に限界を感じた」と話した岡崎選手ですが、会見後のフォトセッションで自らに課した言葉は「挑戦」の2文字。
2024年7月からは最後に所属したベルギーのシント=トロイデンでアンバサダーへの就任が決定していて、ヨーロッパでの監督挑戦に向けてイングランドで講習を受けたことなども明かしました。
第2のサッカー人生も現役時代と同様、貪欲に走り続けようとしています。
岡崎慎司 選手:
自分の目標はW杯優勝。プレイヤーとして達成できなかったので監督として目指すところ。ヨーロッパの当たり前の環境や強さ、競争を実感する中で、日本サッカーが世界を目指すというのが、W杯で優勝するのが目標というよりは、まずはもっと環境やヨーロッパでも戦えるスタッフやメディアであったり、戦える人がもっと必要。そのきっかけになれるようなこともやっていきたい
W杯は3大会 プレミアリーグで優勝に貢献
岡崎選手の経歴をこちらにまとめました。
高校卒業後に清水エスパルスに入団、2008年から日本代表に選ばれ、W杯にも3大会連続で出場しています。
また、ドイツ1部リーグでも活躍し、イングランド・プレミアリーグではレスター・シティでクラブ初のプレミアリーグ優勝に貢献しました。
その後、スペインのクラブに移籍し、2022年からはベルギーのシント=トロイデンでプレーしていました。
指導者としての経験を積み、ぜひ日本代表を率いてW杯のベスト8の壁を打ち破ってほしいと思います。
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