インターハイへの切符をかけて高校生アスリートが躍動した南九州陸上。
最終日の16日も県勢の活躍が光りました。

16日まで4日間に渡って宮崎市で開催された南九州陸上大会。
最終日は男女あわせて13種目で決勝が行なわれました。

女子200m決勝には、宮崎北の木原万里花が登場。
ここまで100mと400mリレーで優勝している木原は「自分のペースでレースができた」とスタートからトップに立ちそのままフィニッシュ。
この時点で3種目で頂点に立ちました。

(宮崎北高校 木原 万里花 選手)
「まずは3冠が取れてほっとしています。まだインターハイまで時間があるので、しっかり自分の練習をして弱いところも見つめ直して、インターハイにむけてしっかり準備したい。」

女子1600mリレー決勝では、宮崎北は第一走者が先頭に立つと気迫の走りでトップを守ります。最後はアンカー木原がリードを守りきり優勝。木原はこれで大会4冠を達成しました。

男子三段跳び決勝は、5回の跳躍を終えて4位に付けた宮崎工業・有薗優乃介が最終6回目で14m25を記録し、逆転優勝を飾りました。

(宮崎工業 有薗 優乃介 選手)
「6本目は今までやってきたことを思い出してしっかり跳べばいけると思って跳びました。インターハイでは14m90を跳んでトップ8に入ることが目標。男子3000m障害決勝」

小林の城間大空はレース中盤まで集団の前方に付け様子をうかがいます。
そして、残り1周でスパートし後続を引き離した城間は、9分7秒26のタイムで優勝を飾りました。

(小林高校 城間 大空 選手)
「あせることなく行けたのは良かった。それにラストもしっかり切り替えて行けたのも良かった。(インターハイでは)会場の雰囲気にのまれず予選をしっかり着順で通って入賞をめざして頑張りたい」

この日注目されたのは男子110mハードル決勝。
宮崎西1年、高城昊紀の走りに期待がかかりました。

レースは中盤から抜け出した高城がスピードに乗ったハードリングで、トップでフィニッシュし、タイムは14秒07。

高城は大会記録と県高校記録、さらに高校1年の日本記録を塗り替えました。

(宮崎西高校 高城 昊紀 選手)
「自己ベストの更新を目標にしていたのでとてもうれしいです。スタートから積極的に攻めることができて後半もしっかりと自分のリズムで走りきることができたのでよかった。インターハイ優勝を目標に頑張りたい。」

同じく宮崎西高校の田村英大も2位に入り、インターハイでの2人の活躍に期待です。
インターハイの陸上競技は7月28日から福岡市で開催されます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。