舞台はフィリピン。パリオリンピックを目前に、バレーボール日本代表が次の戦いに挑みます。

 JVA(日本バレーボール協会)は6月18日(火)のカナダ戦から始まるバレーボールネーションズリーグ2024の第3週、フィリピンラウンド(マニラ大会)に出場する男子日本代表チームのメンバー14人を17日に発表しました。

 第2週が行われた福岡大会では、石川祐希選手と高橋藍選手のふたりの主力が合流して、いよいよパリオリンピックに向けて臨戦態勢に入った男子日本代表。

 キャプテンを務めた石川選手が、「福岡では、(ホームの日本のファンの)皆さんの声援もあって、3勝1敗とまずまずの成績を残すことができた。ここからコンビの精度、チームとしての戦術浸透度をより深めることで、個人としてもチームとしても、しっかりとパフォーマンスを上げていきたい」と語ったように、本番に向けて、さらにチームの充実度を上げるときが来ました。

 注目の14人には、福岡大会でリザーブメンバーから変更登録して、2試合に出場したアウトサイドヒッターの大塚達宣選手(大阪ブルテオン:パナソニックパンサーズから名称変更)が、富田将馬選手(大阪ブルテオン)に代わって登録されました。

 その富田選手は、高梨健太選手(ウルフドッグス名古屋)、大宅真樹選手(サントリーサンバーズ大阪)、西山大翔選手(大阪ブルテオン)とともに、リザーブ選手に名を連ねました。

 リザーブ選手は、出場チームが当該大会の責任者に選手交代を申し入れて認められた場合、了承された翌日から、交代で登録された選手として出場が可能です。

 パリオリンピックの本番に登録可能なメンバーは12人+リザーブ1人。選考に当たるフィリップ・ブラン監督は、アウトサイドヒッターに、石川祐希選手と高橋藍選手との関係を考慮した上で、「守備力の高い2人を、毎試合高いパフォーマンスを見せてくれている2人のリベロ(山本智大小川智大)のうち一人を選ぶのがもどかしい」と打ち明けた、男子日本代表。

 フランス、アメリカといった強豪チームとの対戦が控える今ラウンドは、チームとしての熟成度を高めるとともに、メンバーの生き残りをかけた戦いも、より重要な局面を迎えます。


【バレーボールネーションズリーグ2024マニラ大会男子日本代表】

1 西田有志 OP(大阪ブルテオン)
2 小野寺太志 MB(サントリーサンバーズ大阪)
3 深津旭弘 S(東京グレートベアーズ)
4 宮浦健人 OP(ジェイテクトSTINGS)
5 大塚達宣 OH(大阪ブルテオン)
6 山内晶大 MB(大阪ブルテオン)
8 関田誠大 S(ジェイテクトSTINGS)
10 高橋健太郎 MB(日本バレーボール協会)
12 高橋藍 OH(サントリーサンバーズ大阪)
13 小川智大 L(日本バレーボール協会)
14 石川祐希 OH(シル・スーサ・ヴィム・ペルージャ、イタリア)※キャプテン
15 甲斐優斗 OH(専修大学)
20 山本智大 L(大阪ブルテオン)
23 エバデダン ラリー MB(大阪ブルテオン)

リザーブ選手

7 高梨健太 OH(ウルフドッグス名古屋)
9 大宅真樹 S(サントリーサンバーズ大阪)
11 富田将馬 OH(大阪ブルテオン)
18 西山大翔 OP(大阪ブルテオン)

ポジション OH:アウトサイドヒッター OP:オポジット MB:ミドルブロッカー S:セッター L:リベロ

ネーションズリーグ2024マニラ大会(男子)試合開始(日本時間)

6月18日(火)日本 対 カナダ 午後9時30分
6月21日(金)日本 対 オランダ 午後8時
6月22日(土)日本 対 フランス 午後8時
6月23日(日)日本 対 アメリカ 午後8時

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。