■MLB ドジャース 15ー2 レンジャーズ(日本時間12日、米カリフォルニア州ロサンゼルス・ドジャー・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(29)が12日(日本時間)、本拠地でのレンジャーズ戦に「2番・DH」で先発出場。2打数1安打(1本塁打)2打点3四死球で打率は312。今季15個目の盗塁に16号ホームラン、大谷は5打席で4度の出塁となった。
レンジャーズは昨季まで同地区リーグで戦っていたチームで通算19本と一番多く本塁打を放っている球団。ところが先発のD.ダニング(29)とは2021年から対戦しているが通算成績は21打数4安打で打率は.190、本塁打はなし。
1回の第1打席、レンジャーズバッテリーは内角高め中心の攻め、大谷はしっかりボールを見極め、フルカウントから低めのチェンジアップにも手を出さず四球で出塁。すると3番・フリーマン(34)の打席で今季15個目の盗塁に成功、メジャー通算101個目となった。大谷がチャンスを広げるとフリーマンがライト前ヒット、さらに4番・W.スミス(29)がレフトフェンス上部を直撃、レフトのW.ラングフォード(22)のグラブに当たってスタンドに飛び込む10号先制スリーラン。スミスは4年連続2ケタ本塁打となった。
3回の第2打席、ここでも低めのチェンジアップ、内角から入ってくるカットボールとしっかりゾーンを見極め、カウント3-1にすると最後も外角に逃げていくカットボールを見定めて、2打席連続の四球で出塁した。
ドジャースは3対1と2点リードで迎えた4回、2死満塁の場面で1番・M.ベッツ(31)がレンジャーズ2人目J.ヘルナンデス(27)からレフト線へ走者一掃のタイムリーツーベース。6対1とリードを広げて大谷の第3打席、ここまでじっくりゾーンを確認していた大谷だったが1球目、真ん中低めのシンカーをファール。さらに2球目、ここまで見極めていた低めのチェンジアップも空振り。カウント1-2と追い込まれると最後は内角低めのスライダーに空振り三振に倒れた。
6回の第4打席、レンジャーズ3人目G.アンダーソン(26)と対戦、カウント2-2からの6球目、148キロのストレートを完璧にとらえて、打球速度183.7キロ、飛距離131.9m、打球角度は23度。5試合ぶりとなる16号ホームランを放った。
大谷の一撃の興奮が残っている中、3番・フリーマンがレフトスタンドへ2者連続ホームランとなる9号、さらに5番・T.ヘルナンデス(31)がレフトスタンドへ17号。大谷が並んだかと思ったらすぐに突き放し、ブレーブス・M.オズナ(33)に1本差と迫った。ベンチでは大谷とヘルナンデスが笑顔で会話するシーンも。ドジャースはこれで止まらず、8番・J.ヘイワード(34)がライトへ3号ホームラン。1イニング4発と驚異の攻撃力を見せた。
7回の第5打席はレンジャーズ4人目、昨季は西武でプレーしていたJ.ティノコ(29)と対戦。内角へのスライダーが左足のつま先に当たり、今季2個目の死球で出塁した。大谷は2打数1安打(1本塁打)2打点3四死球で打率は312。今季15個目の盗塁に16号ホームラン、大谷は5打席で4度の出塁となった。チームも昨季、世界一に輝いたレンジャーズ投手陣に5本の本塁打を浴びせ快勝した。
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