■FIVBバレーボールネーションズリーグ 男子予選ラウンド 第2週 日本 0ー3 ポーランド(7日、福岡・北九州) 

世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグの男子大会で日本代表(世界ランク4位)は前回王者のポーランド(同1位)と対戦。これまで出場機会の少なかった選手を中心に戦った日本はセットカウント0-3(17-25、15-25、20-25)のストレート負けを喫した。大会通算成績は5勝2敗に。

スタメンはセッターに深津旭弘(36)、山内晶大(30)、富田将馬(26)、宮浦健人(25)、エバデダン・ラリー(23)、甲斐優斗(20)、リベロは小川智大(27)が起用された。

スタメンを大幅に変えた日本は第1セット、前回王者のポーランドにリードを許す展開となった。富田、宮浦が連続でブロックされ、徐々に点差を広げられる。さらに日本のウルフドッグス名古屋で4シーズンプレーしたクレク(35)の強打などで得点を重ねられ、17⁻25。第1セットを先制された。

第2セットもリードを許したが、長いラリーをエバデダン・ラリーのブロックで制し7‐8と1点差に詰め寄った日本。この日再登録の大塚も奮闘したがその後は平均身長199.3cmのポーランドの壁に阻まれた。するとフィリップ・ブラン監督(64)は、この日はアウトサイドヒッターとして登録されたリベロの山本智大(29)を投入する珍作戦。“二人のリベロ”でポーランドの攻撃に備えた日本だったが15-25でセットカウント0‐2と王手をかけられた。

追い込まれた日本は第3セット、序盤でポーランドに4連続得点を奪われ1‐5となる。最多得点を挙げた宮浦や、このセット、スタートで起用された大塚がチームを鼓舞したが王者・ポーランドにストレート負け。今大会2敗目を喫した。エースで主将の石川祐希(28)と髙橋藍(22)の出場機会は無かった。

今大会は、出場16か国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出。
パリ五輪出場を確定させている日本にとっては、大会の結果がパリ五輪の組み合わせに影響する重要な大会となる。日本は次戦8日に、世界ランク5位のスロベニアと対戦する。
※世界ランキングは試合前

【日本の得点(上位)】
宮浦 10点
大塚 10点
甲斐 6点

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