福島県福島市での合宿に入った大相撲の荒汐部屋。朝稽古の様子が公開された。福島での応援を力に変えて次の名古屋場所に臨む。

力士たちの息遣い、身体がぶつかり合う音、福島市相撲場では迫力ある荒汐部屋の朝稽古が行われていて、朝から多くの人が見学にやってきている。
元蒼国来・荒汐親方をはじめ、総勢約20人の力士が参加する福島合宿!稽古場の空気を引き締めていたのが、ケガを乗り越え先場所十両で優勝した福島市出身の若隆景。来場所は幕内への復帰を濃厚にしている。若隆景関は「幕内の土俵でまた自分らしい相撲を一番一番取り切れるようにやっていきたいなと思います」と意気込む。
そして、右足の親指の負傷から一人もくもくと汗を流していた関脇・若元春。
さらに長男の若隆元が加わり、ここに大波三兄弟が揃った。

大波三兄弟に負けじと激しい稽古をみせていたのが、同じく福島市出身の大賀そして、丹治の兄弟。約2時間に渡る、稽古。その気迫に見学に訪れた人も息を呑む。
訪れた人は「若隆景の下半身の強さは直で見てやっぱり強いなとこれから期待したいですね」「若元春さんの大ファンなので~、同じ空間にいられるというのがすごく嬉しくて」と話す。

若隆景関は「小さい頃からこの土俵で稽古して力つけてきたので、凄い懐かしい気持ちとか、沢山の人が応援してくれていると思うので、期待に答えられるようにやっていきたいと思います」と話した。

「行きまーすカシャ!」「どうもありがとうございます」
稽古の後は、記念撮影などの交流も!サインにも応じ、土俵の上とは違うリラックスした表情を浮かべていた。
関脇・若元春関は「まだ万全ではないというところがあるので、しっかり福島でケガを治して、来場所に向けて稽古できたらなと思うので」と話した。
福島からの応援が力士の力になっている。

荒汐部屋で2年連続となる福島合宿。稽古は、福島トヨタクラウンアリーナ西側にある福島市相撲場で行われている。合宿終了まであと7回、一般公開される。時間は朝7時半から午前10時までで見学は無料。詳しくは福島市のホームページなどで確認を。

そして、稽古だけでなく荒汐部屋の力士たちと交流できる機会がある。
まず、8日の土曜日には、子どもたちと力士が腕相撲対決や四股ふみの体験など普段はなかなか経験することができないことが盛りだくさん。会場となる福島トヨタクラウンアリーナでは、先着300人に荒汐部屋監修の塩ちゃんこ鍋を販売する。
また、9日には福島市内で一般の人も参加できるウェルカムパーティーも行われる。
詳しくは大波三兄弟福島後援会事務局(電話:024-546-2337)にお問い合わせを。

その他にも、力士たちが温泉地を巡り、果物狩りなどを通して福島の魅力のPRも予定されている。今回の合宿は、荒汐部屋や相撲を知るきっかけになりそうだ。

また、8月22日には福島市で大相撲福島場所が開催される。迫力ある取り組みが間近で楽しめそうだ。

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