岩手県高校総体サッカー男子の決勝戦が6月3日に行われ、連覇を狙う遠野と3年ぶりの頂点を目指す専大北上が対戦しました。決勝にふさわしい大熱戦となりました。
決勝までの4試合を無失点で勝ち上がってきた遠野と、3回戦はPK勝ちなど苦しみながらも決勝に進んできた専大北上。
試合はいきなり動きます。
前半9分、遠野・宇夫方の左サイドに深く切り込むクロスに、ゴール前の照井が合わせ遠野が先制します。
この大会で10ゴールをあげているストライカーが結果を出します。
専大北上は攻撃の中心・山崎がヘディングシュートを放ちますが、わずかに左にそれました。
追加点を狙う遠野は菊池がシュートしますが、ここはキーパーの奥山が防ぎます。
前半は遠野がリードして折り返します。
後半の立ち上がりは専大北上が攻め立てますが、遠野がはじき返します。
すると後半13分、ゴール前でボールを受けた照井が振り向きざまのシュートをうち、これが決まり遠野が貴重な追加点です。
追いかける専大北上は後半25分、途中出場の柏葉がボールを奪いパス、横山が冷静に決めて専大北上が1点を返します。
勢いに乗る専大北上はその後も攻め立てますが、遠野が必死のディフェンスでなんとかリードを守り切り、2対1で勝利し連覇を達成しました。
(遠野 2-1 専大北上)
遠野3年 馬場大瀬主将
「きょうは苦しい試合になったけど、去年からの粘り強さ、遠野の良さが出て良かった」
遠野3年 12ゴールで大会得点王 照井颯人選手
「得点王も狙っていたので、得点王も取れて優勝もできてうれしい」
サッカーの高校総体全国大会は7月27日から福島県で行われます。
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