■布勢スプリント2024(2日 鳥取・ヤマタスポーツパーク)
男子100m決勝で、坂井隆一郎(26、大阪ガス)が10秒12(+2.8m)で3位。坂井の隣のレーンを走った元日本記録保持者の桐生祥秀(28、日本生命)は10秒19で7位に終わった。優勝は、10秒06でフィニッシュした鈴木涼太(24、スズキ)だった。
国内有数と言われる高速トラックで坂井と桐生が激突した。スタートから飛び出したのは坂井。50mまでトップだったが失速。後半伸びてきた鈴木と山本匠真(21、広島大学)にかわされ3位に終わった。桐生は序盤こそ3番手につけたが、スピードに乗れず7位でフィニッシュした。
パリ五輪出場を目指す坂井は、2022年の布施スプリント予選で10秒02の自己ベストを出し、昨年の日本選手権を初制覇。今年5月のゴールデングランプリ陸上では今季ベストタイムの10秒10を記録した。
日本人初の9秒台をマークした桐生は今年、冬季から室内レースに出場し、2月の60mで当時の日本記録を更新(6秒53)し、国内レース初戦となった5月18日の東日本実業団陸上で「今季は、次の布勢スプリントと日本選手権でタイム、参加標準突破を狙いたい」と話していた。
【男子100m決勝・結果】
1位 鈴木涼太 10秒06
2位 山本匠真 10秒08
3位 坂井隆一郎 10秒12
4位 デーデー ブルーノ 10秒18
5位 和田遼 10秒18
6位 本郷汰樹 10秒18
7位 桐生祥秀 10秒19
8位 井上直紀 11秒51
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