■MLB ドジャース 4-1 ロッキーズ(日本時間2日、米カリフォルニア州ロサンゼルス・ドジャー・スタジアム)
ドジャースの山本由伸(25)は2日(日本時間)、本拠地でのロッキーズ戦に今季12度目の先発。6回、メジャー最多となる101球を投げ、被安打7、奪三振7、四死球1、失点1、防御率は3.32。6勝目を挙げた。
山本は中5日でナ・リーグ西地区、同地区の最下位、ロッキーズ戦に先発。この日はW.スミス(29)とのバッテリーを組んだ山本、1回から3回までの防御率が5.81と数字の良くない立ち上がりは慎重に入り、1死から若手注目株の2番・E.トーバー(22)に今季18本目のツーベースを打たれるなど2死一、三塁のピンチを迎えたが5番・K.ブライアント(32)をスプリットで空振り三振、課題の立ち上がりを無失点で切り抜けた。
しかし2回、先頭の6番・B.ロジャース(27)にカーブが高めに浮いてレフト線へのツーベース。2イニング連続で1死三塁と得点圏に走者を背負うと、8番・B.ドイル(26)にカウント0-2と追い込みながらスプリットが落ち切らずにライトへ大きな犠牲フライを打たれて先制点を奪われた。
2対1と逆転してもらった山本は3回、内野安打2本で2死一、二塁と3イニング連続で得点圏のピンチを招いた。打席には5番・ブライアント、カウント3-1と山本は不利な状況となったがここはカットボールでバットの芯を外して、ショートゴロに打ち取った。
防御率の悪かった序盤を乗り切ると、4回以降の防御率は0.96と抜群の山本、1死から7番・E.モンテロ(25)をスプリットで空振り三振、8番・ドイルは95マイル(153キロ)のストレートで見逃し三振、5回には先頭の9番・ブシャードをカーブで空振り三振を奪い、前の回から3者連続三振を奪った。
6回には2死一、二塁とピンチを迎えたが7番・モンテロをスプリットでショートゴロ。ベンチに戻ると投手コーチ、キャッチャーのスミスを交えて、長い時間、話し合いが行われていた。山本は6回、メジャー最多となる101球を投げ、被安打7、奪三振7、四死球1、失点1、防御率は3.32。6勝目の権利を得て、5回で降板、中継ぎ陣にマウンドを託した。
7回はベテランのD.ハドソン(37)がしっかり3者凡退で抑えると、8回はB.トライネン(35)が無失点の好リリーフ。最後は負傷者リストから復帰してきた守護神のE.フィリップス(29)が5月4日(同)以来の登板で今季9セーブ目を挙げた。山本は5月21日(同)以来の6勝目となった。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。