競泳で3大会連続五輪出場の渡部香生子(27)が1日、自身のインスタグラムで現役引退を発表した。

渡部は15歳でロンドン五輪に出場し、2015年の世界選手権では18歳で200m平泳ぎで金メダルを獲得するなど、10代の頃から国際大会で実績を残してきた。今年のパリ五輪で4大会連続の五輪を狙ったが、3月に行われた国際大会代表選手選考会で落選した。

インスタグラムでは「この度、3月に行われた代表選考会を最後に競技を引退することを決意しました」と報告した渡部は、「水泳を始めて23年。物心のついた時から生活の中心であった水泳を離れることに寂しさもありますが、競技者としては後悔がないのが本音です」と引退するにあたり、自身の気持ちをつづった。

さらに恩師やチームメンバーへの感謝の思いを伝え、最後は「これからのことは少しずつ考えているところですが、お世話になった水泳に恩返しができるような活動もしていきたいと思っています。第2のステージでも成長し続けることを目標に、何事も楽しみながら頑張っていきたいと思います」と締めくくった。

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