■プロ野球 交流戦 日本ハム 3-4 DeNA(延長10回)(31日・エスコンフィールド)

DeNAは日本ハムに延長10回の末、競り勝った。試合は2回表に8番・梶原昂希(24)の適時三塁打で先制。4回表には4番・筒香嘉智(32)に第4号ソロ本塁打が飛び出し2ー0とリード。しかしその後、先発の東克樹(28)が3番・郡司裕也(26)に第5号ソロ本塁打、9番・水野達稀(23)に第3号ソロ本塁打を浴び同点に。さらに8回裏、3番手・山﨑康晃(31)が無死二塁から5番・松本剛(30)の送りバントを悪送球し勝ち越しを許した。1点差で迎えた9回表、オースティンが第3号ソロ本塁打を放ち土壇場で再び同点に。試合は延長に入り10回表、2死一、二塁から2番・森敬斗(22)が適時打を放ち試合を決めた。

前日の試合では宮﨑敏郎(35)に二打席連続の本塁打が飛び出すなど1点差まで詰め寄るも1歩及ばず。2連敗を喫し、8年ぶりに楽天とのカードを負け越した。

打線は1回、日本ハムの先発・金村尚真(23)に対し、先頭の蝦名達夫(26)が空振り三振に倒れるも2番・森が四球で出塁。しかし3番・オースティン(32)は二ゴロ、2死二塁から4番・筒香は空振り三振と先制の好機を逃した。

その裏、東の立ち上がりは先頭の万波中正(24)を右飛、2番・水谷瞬(23)を見逃し三振に。テンポ良く2死を奪うと3番・郡司を中飛に打ち取り三者凡退に抑えた。

2回表、2死から7番・山本祐大(25)が右安打で出塁すると続く8番・梶原にライトへの適時三塁打が飛び出し先制。4回表には無死走者無しから4番・筒香がライトスタンドに飛び込む本塁打を放ち2点目を加えた。

しかし直後の4回裏、この回の先頭・郡司に左中間への本塁打を放たれ1点を返され2ー1に。さらに1点リードで迎えた5回裏、2死走者無しから9番・水野にライトスタンドへの同点本塁打を打ち込まれ2-2に。試合は振り出しに戻った。
東は6回95球を投げ抜き6安打2失点と2本の本塁打を浴びるも粘投。7回は2番手・徳山壮磨(24)がマウンドに上がり走者を背負うも無失点に抑えた。

同点で迎えた8回表、1死から代打でこの日一軍復帰を果たした牧秀悟(26)が送られるも遊ゴロに倒れ、チャンスを作ることができず。
その裏、マウンドには3番手・山﨑。先頭の4番・マルティネス(28)に中安打を放たれると代走には五十幡亮汰(25)が送られた。しかし無死一塁からボークの判定をとられ得点圏に走者を背負い、続く5番・松本の送りバントを山﨑が悪送球。その間に五十幡が本塁を踏み3ー2とリードを許した。

そのまま1点差で迎えた9回表、日本ハムの2番手・田中正義(29)に対し1死から3番・オースティンに右中間へのソロ本塁打が飛び出し土壇場で再び同点に戻した。

試合は延長に入り10回、1死走者無しから8番・梶原が中安打で出塁すると途中出場の9番・柴田竜拓(30)が送りバントを決め2死二塁に。1番・蝦名は死球を受け走者一、二塁とすると迎えた2番・森に中適時打が飛び出し再び勝ち越しに成功。

1点リードで10回裏はウィック(31)が走者を背負うも無失点に抑え、試合終了。一時勝ち越しを許すも競り勝ちカード初戦を白星で飾った。

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