■プロ野球 交流戦 ロッテ 5×-4 阪神(延長10回)(31日・ZOZOマリンスタジアム)

ロッテは阪神に延長10回の末、サヨナラ勝利。引き分けを挟み10連勝となった。試合は1点を追いかける3回裏、2番・小川龍成(26)のセーフティスクイズが決まり同点に。4回裏には5番・安田尚憲(25)の犠飛、9番・和田康士朗(25)の適時打で2点のリードを奪った。しかし6回表、先発の美馬学(37)が6番・前川右京(21)に第1号2ランを浴びると試合は振り出しに。さらに7回表、2番手・菊地吏玖(23)がまたも6番・前川に適時打を浴び勝ち越しを許した。1点を追う9回、1死満塁から3番・髙部瑛斗(26)が同点の犠飛を放ち再び同点に戻した。延長に入り10回裏、2死満塁から2番・小川がサヨナラの押し出し四球を選び、試合を決めた。

前日のヤクルトとの試合では1点を追いかける9回、ポランコ(32)が適時打を放ち土壇場で同点に。しかし勝ち越すことはできず延長12回の末、2戦連続の引き分けに終わった。

美馬の立ち上がりは1回、先頭の近本光司(29)に右安打を放たれ出塁を許すも2番・中野拓夢(27)を二ゴロに。一塁走者の近本を二塁でアウトにすると1死一塁から3番・森下翔太(23)を右邪飛。4番・大山悠輔(29)を見逃し三振に抑え無失点に。

打線はその裏、先頭の荻野貴司(38)が投ゴロ。2番・小川が左二塁打でチャンスを作るも3番・髙部は左邪飛、4番・ポランコは遊直に倒れ先制ならず。

直後の2回表、この回の先頭・糸原健斗(31)に左安打、6番・前川に四球を与え、無死一、二塁に。7番・木浪聖也(29)を一邪飛、8番・島田海吏(28)を一ゴロに打ち取り2死二、三塁も9番・坂本誠志郎(30)にサードへの適時内野安打が飛び出し先制点を許した。

1点を追いかける打線は3回裏、無死走者無しから8番・友杉篤輝(23)が中安打で出塁すると9番・和田は四球を選び、無死一、二塁のチャンスを迎えた。しかし1番・荻野は二ゴロの併殺打に倒れ2死三塁に。迎えた2番・小川は2球目をセーフティスクイズ。見事に成功させ同点に追いついた。

4回裏、4番・ポランコは左二塁打を放つとレフトを守る島田の悪送球の間に三塁へ。無死三塁から続く5番・安田は中犠飛を放ち勝ち越し。さらに2死二塁と再びチャンスを作ると9番・和田にライトへの適時打が飛び出し3ー1とリードを広げた。

しかし6回表、5番・糸原に中安打で出塁を許すと6番・前川にフルカウントからライトスタンドに2ラン本塁打を叩き込まれ3ー3と試合は振り出しに。
さらに同点で迎えた7回表、2番手・菊地が1死走者無しから4番・大山に右二塁打で出塁を許し、その後2死を奪うも6番・前川にライトへの適時打を浴び、4ー3と勝ち越された。

1点を追いかけた試合は9回に入り、阪神の6番手・ゲラ(28)に対し、先頭の8番・友杉が中安打で出塁すると9番・和田が送りバントを決め1死二塁に。続く代打・ソト(35)、2番・小川が四球を選び満塁の絶好機を迎えた。3番・髙部はレフトへの犠飛を放ち再び同点に。なおも一打サヨナラのチャンスも代打・大下誠一郎(26)は捕邪飛に倒れ得点ならず。試合は3戦連続の延長戦に入った。

延長10回表は4番手・鈴木昭汰(25)が走者を背負うも無失点に凌ぎ10回裏、阪神の7番手・漆原大晟(27)に対し、2死から8番・友杉が左安打で出塁。続く9番・和田は四球を選び2死一、二塁に。途中出場の1番・岡は左安打で繋ぎ満塁とした。迎えた2番・小川は四球を選び、サヨナラの押し出し。19年ぶりの10連勝を挙げ、阪神とのカード初戦を白星で飾った。

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