日本バレーボール協会は30日、ネーションズリーグ予選ラウンド第2週マカオラウンドの出場メンバーの変更を発表した。アウトサイドヒッターの和田由紀子(22)と入れ替え、セッターの松井珠己(26)が登録された。今大会は14人に加え、入れ替えメンバーを4人まで登録することが可能となっている。松井は同日のフランス戦から出場が可能となる。

急遽招集されチームに合流した松井は「(合流の連絡が来たのが)ブラジル戦を観てすぐ寝た後だったのでまずはびっくりしたけど、もしかしたら試合に出られるチャンスがあるかもしれないと嬉しい気持ちもあった」。試合に向け「他のセッターと違う良さを出せるように。自分の出来る事を一つずつやっていければ」と話した。

ネーションズリーグはパリ五輪出場権をかけた最後の戦いで、現時点で出場を決めているのは、五輪開催国のフランスのほか、ドミニカ共和国、セルビア、トルコ、ブラジル、アメリカ、ポーランドの7チーム。残りの5枠は今大会の予選ラウンド終了時の世界ランキングによって決定し、日本が切符をつかむには、アジアで最上位になるか、アジアとアフリカそれぞれの最上位を除く上位3チームに入る必要がある。

日本はトルコラウンド(第1週)を3勝1敗、第2週のマカオラウンドはブラジルとの初戦(28日)でフルセットの末敗れ、現在通算3勝2敗。世界ランキングは30日時点で8位につけている。

30日のフランス(同17位)戦後は、31日にアジア最上位の枠を争う中国(同6位)、6月1日にはドミニカ共和国(同10位)と対戦する。6月12日からは福岡・北九州市に場所を移し予選ラウンド最終週を戦う。

【登録メンバー14人とリザーブ選手4人】

■セッター
岩崎こよみ(35・埼玉上尾メディックス)
関菜々巳(24・日本バレーボール協会)
松井珠己(26・日本バレーボール協会)

■アウトサイドヒッター/オポジット
井上愛里沙(29・ヴィクトリーナ姫路)
古賀紗理那(28・NECレッドロケッツ)
黒後愛(25・埼玉上尾メディックス)
林琴奈(24・JTマーヴェラス)
石川真佑(24・ノヴァーラ イタリア)

■ミドルブロッカー
渡邊彩(33・日立Astemoリヴァーレ)
宮部藍梨(25・ヴィクトリーナ姫路)
山田二千華(24・NECレッドロケッツ)
荒木彩花(22・久光スプリングス)

■リベロ
小島満菜美(29・NECレッドロケッツ)
福留慧美(26・デンソーエアリービーズ)

■リザーブ選手
山岸あかね(33・埼玉上尾メディックス)
田中瑞稀(28・JTマーヴェラス)
和田由紀子(22・JTマーヴェラス)
オクム大庭 冬美ハウィ(25・日立Astemoリヴァーレ))

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