Miju Gamesは2024年4月10日,「The Planet Crafter」をSteamでリリースした。価格は2800円(税込)だが,4月25日までの期間限定で30%オフの発売記念セールが行われている。Steamのストアページによれば,テキストとインタフェースが日本語に対応するとのこと。


 2022年3月にアーリーアクセス版が公開された「The Planet Crafter」は,見わたす限り砂と塵しか見えない惑星を舞台にした一人称視点のアクションゲームだ。プレイヤーは,この星を人間の居住に適した惑星にテラフォーミングするために送り出された人物となり,過酷なサバイバルに明け暮れる。


 まずは生き残ることが先決であり,呼吸可能な酸素や気温を上げるためのエネルギーを確保しなければならない。周囲を探索してさまざまなアイテムや資源を集め,本拠地となる基地を設営し,生き残るために役に立つ機械などをクラフティング。食料や装備を整えて,再び探索の旅に出たり,基地のアップグレードを行ったりするのだ。


 キャラクターには喉の渇きや健康度などのパラメータがあるので,そのへんのマネジメントも重要になる。敵対的な生物などは登場しないものの,厳しい環境そのものが最も敵対的だ。オープンワールドとして構築された広大な惑星表面には,貴重な資材が手に入ったりする難破船などがプロシージャルに出現するという。


 やがて,大気圧が上昇して酸素が増えると,空は青くなり,苔や虫などの生物が出現する。抽出したDNAの解析と組み換えによって新たな生命を作り出し,緑豊かで動物にあふれた世界を創造することが目的となる。
 文章で読むと大変そうだが,リラックスしてプレイできる作品であり,最大10人のプレイヤーが参加できるマルチプレイにも対応している。


 開発を行ったMiju Gamesは,南フランスに本拠を置くインディースタジオで,設立は2019年だ。
 2021年に夫婦2人で「The Planet Crafter」の制作を開始し,2022年3月にアーリーアクセス版のセルフパブリッシングを行った。アーリーアクセス版は2万5000を超える肯定的なレビューを獲得し,Miju Gamesは2人から6人に拡大。2年間にわたるブラッシュアップを経て,このたび,ついに製品版となる「バージョン1.0」の販売にこぎ着けたという。
 気宇壮大なオープンワールドのクラフティング&テラフォーミングゲームが好きだという人は,プレイしてほしい。

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