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［プレイレポ］ホラーテイストの新感覚ストーリーに注目！　「東京ディバンカー」は，イケメングールたちと怪異事件の調査に挑む育成SLGだ

2024/04/24 17:00

ライター：Rin

　2024年4月18日にリリースされた，ZigZaGameの新作スマホアプリ「東京ディバンカー」（iOS / Android）は，現代の東京を舞台に，悪魔と契約した男たち“グール”と，さまざまな怪異事件を調査する育成シミュレーションゲームだ。本稿では，本作の序盤の流れを紹介しつつ，ダークファンタジーな世界観や，グールたちについて触れていこう。

ボイスコミックとLive2Dのキャラクターが紡ぐ
ホラーテイストのダークファンタジー

　本作は，イケメングールたちと怪異事件に挑むさまが描かれていく「メインストーリー」をはじめ，グールたちの育成に関わる「学園」，バトル要素を含んだ「怪異事件」などをこなしながら，ゲームを進めていく。

　メインストーリーは，ボイスコミックとLive2Dが融合した新感覚のストーリー展開が楽しめる。コミックだからこそ再現できる，戦うグールたちの凛々しい姿にうっとりしつつも，不気味な怪異にぞくりとすること間違いなしだ。

東京が舞台ということで，冒頭からお台場やレインボーブリッジなど聞きなれた名称が登場する。そのレインボーブリッジ近くの人工島にそびえ立つのが，グールの男性たちが通う名門校**「ダークウィックアカデミー」**だ

　メインストーリーを進めると早々にグール選択場面へ移り，ここで選んだグールのSRカードがゲットできる。筆者は，キュートな生物“ピカブー”に惹かれて艸楽陽を選んだのだが，この選択肢のあと，彼は渦巻く炎のなかに身を投げ出してしまう……！

メインストーリーは，**主人公も含めてフルボイス**！　グール選択後，身を投げ出した彼の姿を目の当たりにした主人公の「私はどこで間違えたのだろう」という言葉が胸に刺さる。何が起きてこうなったのかが気になって仕方がない

　不穏なシーンで場面は変わり，エピローグが始まる。ゆりかもめに乗車していた主人公は，恐ろしい見た目の“怪異”に遭遇し，グールである星喰大我と草薙伯玖に助けられる。

　彼らの通う名門校「ダークウィックアカデミー」に連れて行かれた主人公は，そこで自分に死の呪いがかかっていることを知る。彼らの監視下に置かれながら，主人公は呪いを解くために，怪異事件の調査をしていく。

本作では，ホラーテイストなストーリーが展開され，怪異の登場シーン（見開いた目がインパクト大！）はもちろん，そこに至るまでのSNSのやりとり，非通知の電話などの怒涛のホラー演出に初っ端からビビらされる。ホラーが苦手な人はちょっと覚悟が必要かも!?

ダークウィックアカデミーで一緒に過ごす，個性豊かなグールたち。冒頭で出会う大我は見るからに血の気の多い人物だが，伯玖は対照的に親しみやすい雰囲気。容赦ない場面が連続したあとは，彼の優しさが心に染みわたる……

伯玖に連れられて学園へ。銀河鉄道で学園へ向かうというメルヘンチックさ

管理人らしいキュートな猫にもほっこり♪

猫の導きでチュートリアルを遂行！
まずは育成要素ありの“学園”へ

　伯玖の案内で学園に向かうところまでストーリーが進むと，人の言葉を話す猫によるチュートリアルが始まる。メインストーリーを読み進めるには，育成を進めて「怪異事件」をクリアすることが必要という説明があった。

　そこで，まずは「キャラカード」と，キャラカードに装備できる「魔除けの絵札」を揃えるためにチュートリアルガチャを引くことに。続いてキャラカードの育成に必要なアイテムが獲得できる「学園」の進め方を説明してくれた。

チュートリアルガチャで，キャラカードと魔除けの絵札を獲得。魔除けの絵札の絵柄は，可愛らしい怪異だけでなく，グールたちのさまざまな場面を描いたものも

キャラカードのレベル上げ，魔除けの絵札の装備，チーム編成のやり方を颯爽と教えてくれる猫。装備は，ほかにも指輪，香水，ブローチ，守護霊があり，すべて装備することでぐんとキャラを強化できる。これらの装備品類，キャラカードと魔除けをレベルアップできるアイテムは，このあと紹介する「学園」や「怪異事件」などで入手できる

　箱庭ゲーム的な要素の「学園」では，教室やオブジェクトなどを建設したり，施設をレベルアップして学園を発展させたりすることで，ゲームを有利に進めることが可能だ。建設した施設にグールを配置すると，レポートを執筆してマネーにしてくれたり，キャラカードの装備品や育成アイテムを発見してくれたりする。

施設のレベルアップには上限があるが，怪異事件をクリアすることでさらに大きくできるようになる。怪異事件をクリアしていくと，ほかのプレイヤーと戦う**「闘技場」**や，学園をさらに発展させられる**「合宿」**などの要素も開放される

配置したグールは，ゲームを起動していなくてもめちゃくちゃ働いてくれる！　放置しているだけでマネーや，学園を大きくするための経験値が溜まっていくので，時間がないという人にもありがたい

学園内に出現するバルーンネコは，タップするだけでマネーが獲得できる

ミニキャラの吹き出しをタップするとイベントが発生。アイテムがもらえるほか，学園生活を送る彼らの姿も見られる

育てたグールたちと一緒に
いざ「怪異事件」へ！

　東京各地に出現した怪異を討伐する「怪異事件」。討伐は自動進行で，クリアするとメインストーリーを読み進められるほか，学園レベルを上げるために必要な経験値が獲得できる。また，討伐には倍速機能やスキップ機能もあり，サクサクとプレイできるのもうれしいポイントだ。

ミニキャラたちが戦う姿がとってもキュートで，見ているだけで楽しい。怪異も可愛らしいなと思ったら……不気味な目がぎょろり！

ほかのプレイヤーのグールたちと力試しができる「闘技場」でも，同様の形式でバトルが進行する

　怪異事件をこなしていくと，“ボーナスステージ”が出現することも。細い道を走る猫が，丸いアイコンと重なった瞬間に画面をタップして，最後まで完走を目指すシンプルなリズムゲームだ。クリアするとダイヤが獲得できる。

ライフは全部で3つあり，タップを外して猫が落ちるとライフが1個なくなる。ライフがすべてなくなるとゲームオーバーになるが，何度でも挑戦できるので気楽に挑戦できる。使われている音楽は，ストーリー中にも使われている有名なクラシック曲。ノリノリなアレンジがすてきだ♪

ついに始まる学園生活
グールたちと辿る事件は――

　チュートリアルを終えてメインストーリーを進めると，個性豊かなグールたちとのさらなる出会いが待っている。生徒だけでなく先生たちもイケメン揃いだ。主人公と関わることになる19人のグールたちは，7つの寮のいずれかに所属しており，チームとして任務をこなしているとのこと。

　プロローグ中には，ハイド先生の心理テストを受ける場面があり，相性の良い寮を診断できる。魅力的なキャラクターが多いので，推し選びに迷う人は参考にしてみるといいかもしれない。

目隠しが特徴的なハイド先生のカウンセリングでは，画像や選択肢を選ぶ心理テストが始まる。ちなみに，筆者は和風な「ホタルビ寮」。冒頭で出会った伯玖も所属しているだなんて……これは運命かも!?（ストーリーを読み進めて伯玖推しになった筆者）

悪魔を喰らったことで，人間離れした強靭な体力と特殊能力を持つグール。特殊部隊のような存在だと，**コーネリアス理事長**が語る。彼らがどんな理由でグールとなったのかも気になるポイント！

　あと1年の命だと告げられ，学園の監視下に置かれることになった主人公。すぐには納得できず学園からの脱出を試みるが，怪異によるハプニングに巻き込まれ，歩二魁斗とルーカス・エラントに助けられる。主人公は不安と恐怖を感じながらも，呪いを解く術を探すため，グールたちの任務に同行する。このあとのエピソードからは，各寮をクローズアップした物語が展開していく。

ボイスコミックで表現される怪異の不気味さや，迫力満点のバトルシーン，グールたちのくるくる変わる表情も必見だ

メインストーリー第1章は，フロストハイム寮のグールたちをメインに展開される。魁斗とルーカスの漫才のように賑やかなやりとりが面白い

メインストーリーだけでなく，各グールとの親密度を深めることで見られる**「パーソナルストーリー」**も見逃せない。バイクで戦う（!?）荒っぽい雰囲気の**灰園翔平**は，じつは料理が得意ということが判明！　さらに翔平と呼ばれるのが嫌なのだとか……なんとも可愛らしい

　ボイスコミックとLive2Dで展開される，ダークな雰囲気が魅力の育成シミュレーションゲーム「東京ディバンカー」。ホラー要素も見どころで，不気味で恐ろしい怪異や，物語の流れに震えることもしばしばで，怖すぎてスマホを落としてしまったシーンも……。

　これらの要素にプラスして，各寮とグールの魅力が詰まった物語は純粋に面白いので，少しでも気になった人は，まずダウンロードしてみてほしい。