いまミニトマトが熱い!ということで…「野菜ソムリエプロ」の資格を持つMBS玉巻映美アナウンサーが、役立つ情報を交えながらミニトマトの今を取材しました。

 人気のミニトマト、5月14日には「第3回全国ミニトマト選手権」も開催。日本野菜ソムリエ協会が野菜の価値向上や生産者の応援を目的に実施するもので、各地から102品がエントリー。野菜ソムリエが味・食感・形などを評価して最もおいしいミニトマトを選出して、結果は早ければ14日夕方にも発表されるということです。

 人気が高まるミニトマト、玉巻アナがイオンスタイル大日・浅野正憲店長に話を聞きました。

 (玉巻アナ)「入り口すぐの目立つところにありました!ミニトマト。ものすごい数の品種、商品棚の端から端まで全てミニトマトですよ!どれくらいのミニトマトを取り扱っているんですか?」
 (浅野店長)「本日ですと25種類ほど。3年ほど前に比べて1.3倍くらい増えています。幅広く品ぞろえが増えたこともありまして、料理用途やお好みによって購入されるお客さまが増えたという印象を持っております」

 糖度の高いフルーツミニトマトや、食卓が華やぐカラフルミニトマトなど、どれを買ったらいいのか迷ってしまうほどの品数です。ここで野菜ソムリエプロの玉巻アナからおいしいものを選ぶ時のワンポイントアドバイス。

 (玉巻アナ)「おいしいミニトマトのポイントは『ヘタ』です。ヘタに注目してください。緑色が濃くてピンと上を向いているもの。これが鮮度が良いミニトマトの証です」

 来店したお客さんに話を聞くと人気も確かなようです。

 「彩りが欲しい時に買います。大きいトマトを買うより、サラダにする時とかお弁当に入れる時とか使いやすいのでつい買います」
 「食事と食事の間におやつ代わりに3粒とか5粒ずつ。来たら毎回これって決めている。値段的に。味もおいしいよ」

 農林水産省によりますと、作付面積がここ20年で6割増となり、生産者側にも広がりを見せるミニトマト。そんな中で行われる全国ミニトマト選手権は売り上げにも影響する大会になっているそうです。

 滋賀県甲賀市でトマトの生産・販売を行う若手6人で立ち上げた株式会社「ROPPO」を訪ねました。まさに今が最盛期。ビニールハウスの中でたわわに実っているのは、去年、全国ミニトマト選手権で入賞した「ROPPOトマト」です。玉巻アナ、そのお味は?

 (玉巻アナ)「甘~い。プチンと弾けました。中から甘い果汁がぶわっと噴き出てきましたね。もはやフルーツ」

 特殊なシートを使うことで生育を調整して本来の味を引き出す「アイメック」という栽培法で育てたミニトマトの糖度は12度ほど。一般的な梨やイチゴと同程度の甘さだといいます。このROPPOトマトが去年の全国ミニトマト選手権で入賞した後の影響を聞きました。

 (ROPPO 今井大智代表)「ミニトマト業界っていうのは非常にライバル・競合が多い業界ですので、選手権に入賞すると、その中でも『このトマト入賞しているし買ってみようかな』という感じで手に取ってくださるお客さんが増えました。売り上げは入賞する前と比べて2倍くらいにはなっていますね。非常にありがたいですね」

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